神官の友人が、遅れ馳せの天照を運んできてくれたからでしょうか。
今日は、あの寒さが少し名残惜しいと思えるような、すっかり春の日差しを感じる陽気でした。
もうすぐいろんなものが芽吹く季節ですね。
さて、今日のトピックは「国民幸福度指数(GNH)」です。
これはブータン王国で行われている、国の力や進歩を「生産」ではなく「幸福」で測ろうという考え方です。
事実、ブータンはホームレスや物乞いのない社会を実現し、「あなたは幸せですか?」という質問に対して、国民の90%を超える人が「幸せ」と答えたそうです。
しかしGDPという価値観から見れば、国民1人当たりのGDPは低い発展途上国です。
でも、GNHという指標を掲げて自然保護を優先的課題として取り組んできた結果、ブータンの国土の26%は自然保存地区で、72%は森林地区になっています。
ブータンが目指す「幸福の指標」は以下の9つです。
◎living standard(基本的な生活)
◎cultural diversity(文化の多様性)
◎emotional well being(感情の豊かさ)
◎health(健康)
◎education(教育)
◎time use(時間の使い方)
◎eco-system(自然環境)
◎community vitality(コミュニティの活力)
◎good governance(良い統治)
人々の情緒がどのくらい豊かか、人々がどのように時間を使っているか、地域社会はどのくらいイキイキしているか。
こんな視点を持って、国を運営出来るなんて、ある意味驚異的ですね。これも背景に根強い信仰の力があるからなのでしょうか。
(ブータンの多くはチベット仏教を信仰している)
毎日、空転している政局の不毛な混乱を見るにつけ、日本の政治家を一度、全員ブータンに留学させたいと思うのはわたくしだけでしょうか。
どうしたら日本に住む人、そのひとりでも多くが幸福を感じながら人生を送ることが出来るのか。
微力でも貢献出来たら嬉しいと思っています。