ほどよい敬語~その敬語、盛りすぎです! -58ページ目

ほどよい敬語~その敬語、盛りすぎです!

プロのライターでも経営者でも間違えることがある敬語。相手を思いやるコミュニケーションツールとして「ほどよい敬語」を使いこなして「デキル人」になっちゃおう。

イベントの案内文でよく目にする 「ふるってご参加ください」

この「ふるって」は「積極的に」「自分から進んで」という意味。

 

漢字で書くと、「奮って」です。 

つまり「ぜひご参加ください」という通常の呼びかけに加え 「自発的に、やる気満々で参加してくださいね」という意味が加わっているわけです。 

 

(間違っても、「集まらなくて困ってるんですよ。参加費無料にして「ふるまう」から、時間を都合してもらえませんか」という意味ではありませんよ) 

 

参加者の立場で感じる「ふるって」

参加者の立場ではどう感じるでしょう。

 

 ●「まあ、ただ参加するだけでも『ありがとう』と言われていいはずなのに、その上やる気を出せなんて」

と思うか、あるいは 

●「そうか、一念発起、奮起して、絶対何かを得て帰るわ」

と 思うか?

 

参加者としては、ぜひ奮って参加して、有益な時間にしたいものですね。

 

「奮って」か「振るって」か?

この「ふるって」が時々「振るって」と 間違えて書かれているのを目にします。 

「振う」という言葉には 「充実して勢いが盛んである」「思う存分力を発揮する」という意味があります。 

 

つまり「奮ってご参加ください」を誤って「振るってご参加ください」と書いてしまう主催者。

その心理の裏には 「じゅうぶん真価を発揮したい」 「大いに賑わって勢いがある様子を観てほしい」という潜在意識が 隠れているのかもしれませんね。

 

もっと言えば、主催者の願いや希望であり、 イベントそのものがにぎわってほしいという主体的な気持ちがありそう。

 

しかし、そこに参加者目線はある……?? 

参加者の側として、ここはひとつ、「ふるって」の本来の意味をとらえ直してもらいたいもの。 

「奮ってご参加」とは 「やる気のない人は来なくていいという意味ね。潔い主催者だ、気に入った」と 考えてみるのはどうでしょう。 

 

前田も時々「前田さん、イベントをしないんですか」と聞かれますが そういう「参加する気満々」の方がいてくださることはありがたいことです。 

望まれるならいつでも! 

その時はぜひ奮ってご参加くださいね」。

 

clickするとはてなブックマークができます→ このエントリーを含むはてなブックマーク 
このブログの目次はこちらです→ 目次

 

好評発売中です。

https://www.amazon.co.jp/dp/4413096924/

<青春出版社さんのページ

 

 

■前田めぐる■

●セミナー・講演・ワークショップなどはこちら  
企業・自治体・各種団体向けの文章術、発想術講座。一般向けの文章講座、発想カフェ、起業講座なども。主に
ワークショップ形式で対応します。  
●社外広報アドバイスも引き受けます。
●上記お問い合わせについてはこちら  

前田めぐるのホームページ  
●ブログ  
ワークライフバランス・バリュー化支援」 
「ほどよい敬語」言葉のブログ  
「当事者発想学」発想のブログ 
Facebookページ