新型コロナで変わった生活とコミュニケーション
新型コロナ感染症の発生で私たちの生活は一変しました。
特にコミュニケーションはどう変わったのでしょうか。
文化庁による「令和2年度 国語に関する世論調査」から見てみましょう。
マスク着用による話し方や態度の変化
「マスクを着けることで、話し方や態度が変わることがある」と答えたのは、62.4%です。
特に、20-40代では、7割以上が「変わることがある」と答えています。
◇マスクを着けると、どのような点が変わる?
「変わることがあると思う」と答えた人に対して「どのような点で変わることがあると思いますか」と尋ねたところ、以下のような結果でした。
問い:「どのような点で変わることがあると思いますか」
情報機器を使ったビデオ通話やウェブ会議等をしたことがあるか
問い:「パソコン(タブレット端末含む。)やスマートフォンなどの機器を使い、ビデオ通話(テレビ電話)をしたり、ウェブ 会議(テレビ会議)、オンライン授業(リモート授業)に参加したりしたことがありますか」
問い:「パソコン(タブレット端末含む。)やスマートフォンなどの機器を使い、ビデオ通話(テレビ電話)をしたり、ウェブ 会議(テレビ会議)、オンライン授業(リモート授業)に参加したりしたことがありますか」
「コロナ禍」「クラスター」等の言葉の使われ方の印象
問い:ここに挙げた(1)~(8)の言葉の使われ方について、どのように思いますか。
(1)コロナ禍
(2)ソーシャルディスタンス
(3)3密
(4)濃厚接触
(5)クラスター
(6)不要不急
(7)ステイホーム
(8)ウィズコロナ
「ウィズコロナ」以外については5割の人が「この言葉をそのまま使うのがいい」と答えていますが、「ウィズコロナ」について「この言葉をそのまま使うのがいい」と回答した人は3割に届いていないことが分かります。
また、「この言葉をそのまま使うのがいい」を選択した人の割合を年代別にみたデータもあります。
年代別データについては掲げませんが次のような傾向が見られます。
- 「コロナ禍」は、16~19 歳で 80.6%と、ほかの年代より高くなっている
- 「ステイホーム」、「ソーシャルディスタンス」では、年代間の差が大きく、「ステイホーム」は 16~19 歳が 79.9%、 70 歳以上が 45.6%で 34 ポイント。
- 「ソーシャルディスタンス」は 16~19 歳が 81.3%、70 歳以上が 33.8%で 48 ポイントの差
- 「ウィズコロナ」は、16~19 歳が 38.2%と、ほかの年代より高い。一方、70 歳以上が 23.1%と、ほか の年代より低くなっている。
- 「ステイホーム」「ソーシャルディスタンス」「クラスター」「ウィズコロナ」については、「この言葉をそのまま使うの がいい」を選択した人の割合は、おおむね年齢が上がるに従って低くなっている
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