お客様が申されました | ほどよい敬語~「コミュニ敬語」でいこう

ほどよい敬語~「コミュニ敬語」でいこう

プロのライターでも経営者でも間違えることがある敬語。相手を思いやるコミュニケーションツールとして「ほどよい敬語」を使いこなして「デキル人」になっちゃおう。

(1) 「お客様が申されました」
という言い方が気になる人は63.1%

「申す」は「言う」の謙譲語で、自分の行動に使うものです。
(*ただし、例外として「お申し付けください」「お申し越し」などは相手の行動に使ってもさしつかえありません)

謙譲語「申す」に尊敬の助動詞「れる」を付けても、相手に用い るのは不適切です。


「お客様が申されました」→ ◯「お客様がおっしゃいました」
「先生が申されました」→ ◯「先生がおっしゃいました」


気になると答えた人は、10年前は54.1%でしたが、今回は6割を超え、これも高い意識が分かります。

参考資料文化庁「平成 25 年度「国語に関する世論調査」の結果の概要」