「思います」の多用 | ほどよい敬語~「コミュニ敬語」でいこう

ほどよい敬語~「コミュニ敬語」でいこう

プロのライターでも経営者でも間違えることがある敬語。相手を思いやるコミュニケーションツールとして「ほどよい敬語」を使いこなして「デキル人」になっちゃおう。

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TVでよくレポーターさんが使われるのが「思います」。

「さて、これからこちらのお宅におじゃましようと思います」
   ↓中に入り
「早速見せていただこうと思います」
   ↓見せてもらって
「これでお分かりになったと思います」


この「思います」の連発、実は自分でも分かっていてもついつい使ってしまう人もいます。
上記のいずれも断言してみると、なぜかがよく分かります。

「さて、これからこちらのお宅におじゃまします」
   ↓中に入り
「早速見せていただきます」
   ↓見せてもらって
「これでお分かりになられましたね」

キッパリとした口調です。
好みにもよるでしょうが、きつく感じる人もいるでしょう。

TV番組ではいかに柔らかく、視聴者に好感度をもたれるかを心がけるために、ついつい柔らかく感じられる「思います」をつけてしまうのでしょう。

レポーターさんに限りません。
学校の先生にも意外と多いですし、取材されて答える人、セミナーで講師をする人にもその傾向が大きい人がいます。

「じゃあ、次の問題に移りたいと思います」

「1番から説明していきたいと思います」

「一人ずつ発表していってほしいと思います」
といった具合です。

人前で話す場合に、断言することを避け、やんわりと好感度の高い話し方をしようと心がけるために、つい多用するのでしょう。

こういう話し方の癖は、大なり小なり、持っている場合が多いので気をつけたいものです。

人の話し癖はよく分かります。客観的に聞くことができるからです。



───ポイント
「~思います」を多用していないだろうか。
あるいは、話し癖はないだろうか。



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