正直に言えば | ほどよい敬語~「コミュニ敬語」でいこう

ほどよい敬語~「コミュニ敬語」でいこう

プロのライターでも経営者でも間違えることがある敬語。相手を思いやるコミュニケーションツールとして「ほどよい敬語」を使いこなして「デキル人」になっちゃおう。

主に敬語についてのコンテンツは先週末でおよそ1か月経ちました。今後も「あれ?」と思える表現があれば、随時記事にしますが、しばらくは広く「日本語」について書いてみることとします。


「正直に言えば」「正直言って」「正直に申し上げると」

相手先「◯◯の件、大変でしたね」
自分 「ありがとうございます。正直言って、ちょっとまいりました」

これなどは、「正直に言えば」の言い方で通じます。「本音を言えば」のような意味ですね。
しかし、次のような場合はどうでしょう。

相手先「◯◯の件、大変でしたね」
自分 「ありがとうございます。正直言って、やっと解決しました」

「正直言って」は別段、正直でもなんでもなく、話の内容はただの報告です。
「正直口癖」ですね。
これも先述の「逆に言えば」と一緒で、単なる口癖の場合が多いようです。

考えてもみるとビジネスで「正直に言えば」を効果的に使える人は、かなり優秀です。
言われたほうは「自分には本音を話してくれている」と自尊心をくすぐられますし、実際そういう関係を築いているとしたら、かなり信頼度が高いと言えるでしょう。

正しく上手く使えたら効果的である言葉を誤用するのは避けたいものですね。


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