「またぜひお願いしますよ、みたいな」
上司に、取引先の意向を聞かれて答える場面です。
「~みたい」は広辞苑によれば「体言や活用語の連帯形に付いて」以下のような意味を示します。
1.他の物事に似ていることを示す。
例:機械みたいな正確な動作
2.例を示す
例:京都みたいな古い街が好きだ
3.不確かな判断を表す。また婉曲的な言い回しにも用いる。(
例:外国へ行くみたいな話だった
冒頭の表現は、3に近いのですが、文章に付いているため、語法としては間違いです。
ただこの場合は「『またぜひお願いしますよ』というようなお返事でした」というように、先方の言葉を引用句とし、用法としては名詞と同じ役割りを持たせる意図が隠れています。
「『またぜひお願いします』とは言われたものの、具体的なことを何も聞いていない」自信のなさから、「みたいな」と表現してしまったのでしょう。
仕事上の会話は「次に起こすべき行動」がはっきり見えてくることが大事なので、以下のような言い換えが好ましいでしょう。
「またぜひお願いしますよ、みたいな」
→◯「『またぜひお願いしますよ』ということでした。やんわりと拒絶されているのか、あるいは前向きな意味なのか、うまくつかめませんでした。明日にでもさりげなく電話で確認してみます」
仕事以外の口語表現で、好ましくないことを婉曲的に言う場合にも使われています。
「それってまずいよ、みたいな」
「ええ?あの人ちょっと好きくない、みたいな」
「もういいから帰れば、みたいな」
いすれもはっきり認容されているとは言いがたい表現です。
プライベートな話し言葉で「~みたいな」を使うのは、引用句を名詞として扱うようになった最近の用法でしょうが、幅広く許容されているわけではありません。少なくともビジネスの場では「~というような」と言い換えましょう。
───ポイント
☆
誰かの言葉などを受け、「またぜひお願いしますよ、みたいな」の「~みたいな」は「~というような」に言い換えるのが望ましい。
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