「その件でしたら存じ上げております」
「存じ上げる」は、「知る」「思う」の謙譲語です。
似ている言い方に「存じております」があります。
「存じる」は、「存ずる」の連用形です。「存ずる」は、「知る」「思う」「考える」の謙譲語です。
さらに見て行くと「存じ上げて」の「上げる」は「動詞の連用形+上げる=動詞の連用形に付けて、相手を敬う意味を示す」用法ですから、人に付く場合に使うものだと分かります。
●以前からお名前を存じ上げておりました
などと使うのは正しいのですが、「その件」を尊敬するのはおかしなことになります。
一方、人に対しては「存じております」と謙譲表現だけでも間違いではありませんが、やはり「存じ上げております」のほうが、丁寧な印象を与えます。
特に相手が目の前にいる時は「存じ上げております」と言いましょう。
×「その件でしたら存じ上げております」
→◯「その件でしたら存じております」
△「お名前は存じております」
→◯「お名前は存じ上げております」
───ポイント
☆「存じる」は単なる謙譲で、「存じ上げる」は「謙譲+尊敬」の意味があります。人でなく物事の場合には「存じております」、人に対しては「存じ上げております」と使い分けます。
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