「ツボを刺激してくれるヤツなんです」
フットマッサージで施術を受けている場面です。
小さな突起がついていて、それがツボを刺激してくれるもののようです。
店員は「やってみられますか」と続けます。
「ヤツ」と文字で書くと「ええっ!使いませんよ、ビジネスでは」と思われるでしょうが、とても上品な方でも意外と使っているものです。
本来は人を卑しめて「奴(ヤツ)」というのですが、最近ではものを指して使うことが多いため、卑下の意味を実感しないのでしょう。
また、物の名前を言わなくても代用できることから、ビジネスシーンでもふっと口から出てくるのです。
×「ダウンロードしたヤツ、お持ちですか」
→◯「ダウンロードしたソフト、お持ちですか」
×「先ほどメールで添付したヤツ、よろしくご検討ください」
→◯「先ほどメールで添付した書類、よろしくご検討ください」
×「ご注文のヤツ、入荷しております」
→◯「ご注文の商品、入荷しております」
×「今回うちが開発したヤツなんです」
→◯「今回うちが開発した新商品でございます」
従って、冒頭の言葉も
×「ツボを刺激してくれるヤツなんです」
→◯「ツボを刺激してくれる商品なんです」
→◯「ツボを刺激してくれるアイテムなんです」
と言うのがいいでしょう。
売り物であれば「商品」、お店の道具であれば「アイテム」「器具」などです。
最後に「~なんです」は相手との距離によると思われます。
敬語で接するのなら「ツボを刺激してくれるグッズでございます」と言うべきです。が、マッサージや美容室では、店員とお客様の距離が近いため、「ございます」を連発するとかえって慇懃無礼に感じられることもありますので、ここではそのままにしておきました。
かといって、あまり馴れ馴れしいタメ口もどうかと思われますし、最終的にはその場で、それぞれの節度を持って話すのがいいでしょう。
─────ポイント
☆ビジネスの場で「ヤツ」は使わないようにしましょう。
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