ささやかな金額ですが | ほどよい敬語~その敬語、盛りすぎです!

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プロのライターでも経営者でも間違えることがある敬語。相手を思いやるコミュニケーションツールとして「ほどよい敬語」を使いこなして「デキル人」になっちゃおう。

ある健康食品のサイトで継続的にサプリメントを購入しているお客様がいるとします。

そこでは、ポイント制が導入されていて、購入額の何%かが次回以降の購入時に差し引かれる仕組みです。

購入し、商品が配送された少し後に、この「ポイントについてのお知らせ」がメールで届きます。

「このたびはお買い上げいただきありがとうございます。ささやかな金額ですが、お客様にポイント還元をさせていただきます」

これは売る側からしてみれば、好意のつもりでポイントを還元し、しかも「ささやかな」と謙遜しているつもりです。

しかし、もともとポイント自体は一定。
つまり、還元額は、お客様の購入金額により変わってくるのです。

だからお客様は「ささやかな金額って、失礼ね。2万円以上買っているのに」などとちょっと「ムッ」とします。


お店は「お客様の購入額がささやか」という意味ではなく、「3%しか還元できずささやかです」という意味で書いています。

そうならば「ささやかな金額ですが」ではなく「ささやかな還元率ですが」のほうがいいでしょう。
すると、「たくさん購入されたお客様に対しても3%しかお返しできず」という正確な意味を受けとってもらうことができます。


「ささやかな還元率ですが」

「ささやかな金額ですが」


ささやかな違いですが、参考になれば幸いです。

──────ポイント

☆ポイントによる還元を行っていて
「本当はもっと還元したいのですが」ということを言いたい場合
「ささやかな金額ですが」ではなく「ささやかな還元率ですが」と言いましょう。