E353系と人生
JR東日本の新型特急車両E353系が
12月23日から
「スーパーあずさ」に投入された。
※東洋経済より
▼新型の頂点
いつものことながら
“新型”の言葉には
無条件に反応してしまう。
白物家電やスマホ、
PCパーツや車など、
様々ある新製品の中で、
電車の新型は僕にとって
ワクワクの頂点に位置する。
なぜなら
単品では最も高価な部類に属しつつ
最も身近な存在の一つでありながら
日常生活では触れることの少ない類の
最新技術が随所に盛り込まれた
工業製品だからだ。
▼車体傾斜装置
E353系の最大の特徴は
カーブ区間を走る際に
車体が1.5度、内側に傾けさせる
「車体傾斜装置」
目的はカーブ通過時に
大きく速度を落とすことなく
乗り心地を維持することに
ある。
ポイントはあくまで
乗り心地のためであり
運行上は車体を傾ける必要は
必ずしもない点。
しかも当該モデルの
数十年前から同様の装置を
搭載し続けてきたというから
尚更興味深い。
▼振り子のワクワク感
僕がJRの特急列車の中でも
特に思い入れの深い車両の一つが
E351系だった。
なぜなら他の特急車両にはない
特殊な装置を備えていたから。
“制御つき自然振り子装置”
カーブ区間を走行する際に
車体が傾く、という事実だけでも
ワクワクしたのに、
E351系のそれは
カーブに入る前に
「カーブを予測して」車体が傾くのだ。
当時では珍しく制御装置に
線路マップを備えることで
カーブに差し掛かるタイミングが
予見できたのだ。
▼E353系と人生
今回の新型車量は
“制御つき自然振り子装置”
をさらにパワーアップさせるべく
新しい仕組みの装置を
搭載することとなった。
振り子ではなく
車台の空気バネ自体を
伸び縮みさせることで
より高次元の乗り心地を
実現した、という。
傾斜角も5度から1.5度に
大幅に低下させることで
非常に自然で違和感のない
カーブ走行を可能にしたとのこと。
あとは車体や車内の質感、
シートの座り心地が気になる…
