LED大文字焼きと人生

山梨県笛吹市で行われた
「甲斐いちのみや大文字焼き」で、
火ではなくLED照明で
「大」の文字を点灯させたことが
ネットで話題になっている。
※JCASTニュースより
▼そりゃそうだ
SNSがこれだけ普及した折、
地元住民が心情を吐露すれば
拡散しないほうがむしろ不自然。
「焼いていないし」
「火じゃねぇだろ」
「先祖に謝れ」
様々なコメントでタイムラインが
埋め尽くされていく様が
ありありと思い描かれる。
但し、僕が今回
当該記事に着目したのは
全く別の観点からなのだが。
▼何個?
つまりそういうことだ。
物心つくころから
根っからの光るモノ好きで
1個千円以上する時代から
家の中の照明を全てLEDにする程
「マニア」なこの僕だ。
一体いくつのLEDが
大文字焼き…もとい
大文字照明に使われているのか
まあ気になって仕方がないわけで。笑
記事インタビューによれば
「44個の大型LED照明」
とだけ書かれているのみで、
どこのメーカーの
何のユニットを使用しているか、
ネットで調べる限りでは判明せず。
別のインタビューサイトでは
「40センチのものを使用」
とあるから
水銀灯400W相当として、
1ユニットあたりおよそ
2-300個のLEDチップが
利用されていると推測するが
僕自身どこかの照明メーカーに
勤めているわけでもないので、
あくまで憶測の域は脱しない。
▼大文字焼きのワクワク感
僕は生まれて一度だけ
大文字焼きを直接この目で
鑑賞したことがある。
学生時代の仲間で
どこかの温泉街へ旅行したとき。
それも当時宿泊していた
旅館の部屋からではあるが、
なんというか
想像していたものよりもずっと
"素朴な味わいのある火"だった。
毎年恒例のごとく
テレビのニュース等で取り上げられる
京都の五山送り火の印象が
強かったのだろう。
思いの外地味な風景に
ある種の期待からくる高揚感は
皆無だったが
不思議と心の奥のどこか
僅かばかりではあるが
じんわり広がる温かさが
晩夏の夜に心地よかった。
▼LED大文字焼きと人生
冒頭の記事内において
市の担当者は今回のLED化を
無念、としながらも
「実行委員会の委員の高齢化や
消防への負担なども相まって、
伝統として継続していくために
今回の決断をした
(中略)
前向きにとらえてほしい」
と思いを綴る。
実際のLED大文字焼きを
画像検索で追ってみたが
確かに送り火特有の松明の火とは
明らかに趣を異にしているし、
火のゆらぎや色味、
煙や煤でぼんやりすることもないが
ご先祖様が積み上げ、築きあげてきた
今世の形を持続可能なものとして
来世へ引き継ぐための決意の一つとして
僕は賛同の意を示したい。