DQ11と人生

スクウェア・エニックスの
大人気RPGシリーズ
「ドラゴンクエストXI」が
7月29日発売となった。
※各種ニュースより
▼約8年ぶり
オンライン版を除けば
2009年の「IX(9)」以来、
約8年ぶりの最新作の発売、
ということになる。
一体どれだけの数のドラクエファンが
この瞬間を待ち望んだことだろう。
「8年」と言えば
未就学児が中学生になるくらいの
長さである。
一昔前の僕なら到底考えられない。
▼お約束
つまりそういうことだ。
僕がRPGに最も夢中だった
小学校4、5年生の頃。
当時の大きな楽しみの一つが
RPGの最新作を
プレイすることだった。
当時のリリース感覚は
おおよそ2年前後。
そして
「ドラクエの発売延期」は
僕が小学生の頃から有名だった。
特に「7」や「9」は
それぞれ1998年/2007年頃と
アナウンスされていたのが最終的には
2000年8月/2009年7月に決まるなど
再延期・再々延期を繰り返し
当時のファンを度々失望させた。
今の子どもは
他に遊べるソフトが沢山あるから
特に何とも思わないだろうが、
仮に僕が小学5年生のころに
これをやられていたら、
発狂どころの騒ぎでは済まない。笑
何せ前作の
「3、4か月の延期」でさえ
深刻な精神的ダメージを受けた
この僕だ。
▼英雄のワクワク感
ドラクエなどのRPGが
なぜこれほど多くの人を
ワクワクさせたかと言えば、
誰でも
「名誉ある主人公」になれるからだ。
たとえ学校や家庭で
怒られっぱなしのこの僕であっても、
ひとたびゲームの世界に入れば
魔物を倒すたびに街の住民に感謝され
冒険を進めていけば仲間とともに
成長を遂げることができ、
より強い敵にも臆することなく
立ち向かうことができる。
中学生はおろか
次の学年に進級することすら
怖くて仕方のなかった僕だから
その世界での冒険は僕にとって
学校での思い出以上に
大切なものが詰まった場所になった。
だからこそ
「年末発売」予定が延期され
「来年春発売」と告げられた瞬間
「あともう一学期分なんて
とても待つことが出来ない」
「次の学年に上がる僕なんて
到底想像できない」
と雑誌の表紙を延々と眺めては
涙を流し続けた。
▼DQ11と人生
そうして気が付けば
もうかれこれ十数年以上
RPGをプレイしクリアしていない
この僕ではあるが、
今回のDQ11に関しては
1点だけ気になる特徴がある。
「同じソフトなのに
遊べる“画面”が選べる点」だ。
最先端のハードウェアスペックを駆使し
高精細で大迫力の画面で遊びたければ
「プレイステーション4」版を、
前作と同等の3Dグラフィックと
往年のDQシリーズを彷彿とさせる
ドット絵の2Dグラフィックスで
遊びたければ「3DS」版を、
それぞれユーザー側が
選べるようになっている。
当然、両方とも
気になるには気になる、が
PS4は持っていないし、
3DSは誰かに貸して以来
自分の手元に戻ってきてない。
無論両ハードをDQ11のために
敢えて買い揃えるほどの情熱は
今は持ち合わせていない。
ちょっとだけ寂しくも、ある。