ロケットMOMOと人生

成功すれば、
国内では民間単独初となる
宇宙空間到達となる予定だった
インターステラテクノロジズ社の
観測ロケット「MOMO」は
発射後約80秒で通信途絶のため
安全を考慮し
エンジンを緊急停止した。
※各種ニュースより
▼はじまりは風呂場から
今からちょうど20年前、
“民間”で“低価格”の
衛星打ち上げロケットを作ろうと
全国の宇宙好きが集まり
超小型ロケットの検討がスタート。
当初は実験設備などなく、
メンバーが住むアパートの風呂場で
最初のロケットエンジンの
燃焼実験を繰り返したと言う。
僕は思った。
アパートの風呂場で
そんな危険な行為が許される
とでも思っているのか、と。笑
▼東日本大震災
2005年、
宇宙機エンジニア、
科学ジャーナリスト、
作家らが集まり、
国内における
民間宇宙開発を目指す組織
「なつのロケット団」を
結成、活動を開始すると
本格的なロケットエンジンの
開発に着手。
2008年、
最初のロケットエンジン(30kgf級)
の燃焼試験に成功、
その後も重量階級を上げていき
エンジンの開発を続け、
2011年3月、
現在の北海道大樹町にて
最初のデモンストレーション
打上げ機「はるいちばん」の
打ち上げが決まった。
当初は3月12日に
打ち上げ予定だったが
前日に発生した地震の影響で
同26日に延期も、
当日は成功裏に終わり
機体も無事に回収された。
▼2桁違い
その後2013年11月11日に
初の商業打ち上げとなった
「ポッキーロケット」を含め
7機ものロケットが打ち上げられた。
5号機を除き打ち上げは成功し、
着実に実績を積み上げるなか、
2014年、高度100kmを目指した
観測ロケットの開発を開始。
これまでの到達高度の最高記録は
6号機「すずかぜ」の約6535m
2桁も違う高度達成のため
度重なる燃焼実験・飛行実験を経て
今日、ついに国内民間初の
“宇宙空間”へ向けての
打ち上げとなった。
その名は「MOMO」。
名前の由来は
高度100kmの「百(もも)」
と言われている。
▼ロケットMOMOと人生
「はるいちばん」
「いちご」「ひなまつり」
など、
これまで打ち上げられた
ロケットに付けられた名前の流れを
汲む意味も持ち合わせている
“MOMO(もも)”
残念ながらその名に込められた
“高度100km”への到達は
今回は適わなかったが、
何事も失敗あってこその成功。
80秒で到達した高度は
30kmから40kmと報じられているが
次の打ち上げは是非とも
満を持しての100kmを達成してほしい。