ミニ恒星と人生

英ケンブリッジ大などの研究チームは
(中略)
直径が太陽の10分の1以下の
極めて小さな恒星とみられる
天体を発見したと発表した。
※朝日新聞より
▼土星サイズ
どのくらい小さいか、言えば
我々が住む太陽系惑星である
土星とほぼ同サイズ、とのこと。
土星の平均半径は地球の約9倍。
何だ、そう騒ぎ立てる
ほどのことでもないだろうと
思わず素通りしそうになるが
質量がこれより小さな天体は
太陽のように輝くことができない。
▼褐色矮星
つまりそういうことだ。
今回発見された恒星の
質量は太陽の約8%。
恒星が輝く原因である
核融合が起こるには
核の温度が300万-400万Kを
超えなければならない。
ただし太陽の質量の8%
を下回る状況下においても、
同質量の1%以上であれば
軽水素ではなく重水素の
核融合なら起こる。
しかし重水素の存在比率は
低く核融合反応は
すぐに終わってしまうため
結果、太陽のような恒星より
光度が少ない「褐色矮星」となる。
▼スペクトル分類のワクワク感
恒星の分類法の一つに
「スペクトル分類」なるものがある。
恒星から放射された電磁波を捉え、
その成分を仔細に観察することで
分類する方式のことだ。
表面温度と星本来の明るさを合わせて
2次元的に分類する
MKスペクトル分類は有名で
学校の理科の授業でもその一部を
教わる。
そして僕は
このスペクトル分類が
痛くお気に入りだった。
▼ミニ恒星と人生
なぜなら、空に輝く星は
どれも同じように見えるのに、
「温度によって星の色が違う」
と授業で習ったとたん、
青っぽい星、白っぽい星、
赤っぽい星と、
それまで眺めていた夜空の見え方が
ガラリと変化したからだ。
今回発見されたミニ恒星は
青、青白、白、黄白、黄、橙、赤
上記の7分類の中で、
一番右側に属する「赤」だ。
これよりも下の分類になると
褐色矮星となり、色も
「暗赤」のような表現となる
さらにこれより下の分類では
可視光線の赤色より波長が長く
人の目では確認できない
「赤外線」となる。
「赤外線」の星をこの目で見てみたい
と科学的に不可能な目標を
打ち立てる衝動に駆られそうになる
自分。。笑