ゆるキャンと人生

お気に入りのテントやテーブルを携行し、
景色の良いところに腰を落ち着け、
のんびり過ごす。
そんなゆるいキャンプ、
いわば「ゆるキャン」の愛好家が
広がっている。
※日本経済新聞より
▼ゆるいキャンプ?
2015年に連載が始まり、
今年アニメ化も決まった漫画
「ゆるキャン△」
ゆるキャンの後ろにある
「△」のマークは
テントを表しているのだという。
もちろんそんな言葉も
初めて聞いたし、
そもそもゆるいキャンプって
本格的なアウトドアファンが聞けば
一笑に付されるに違いない。
▼おしゃれ
つまりそういうことだ。
「おしゃれキャンパー」
なる言葉に代表されるように、
野外活動そのものを楽しむだけではなく
「周りからどう見えるか」に気を配り、
その人の生き様を表現する
手段の一つとして市民権を得つつあると。
背景にはインスタグラムなど
「見せる」SNSの台頭がある。
日常の写真に飽きたユーザーからすれば
「キャンプ」は新鮮に映るし、
そこにおしゃれ要素を取り入れれば
自然といいねの数も増えるのだろう。
まあフォロワーが本当に
キャンプしたいと触発され
いいねしているかどうかは別だが。
▼キャンプのワクワク感
僕は小学生の頃
人一倍、キャンプに強い憧れを
持っていた子供だった。
なぜなら、家族でキャンプに
出かけたこともなければ
テントや寝袋などのキャンプ道具も
身近に見たことがなかったからだ。
だから学校の同級生が
今年の夏はキャンプに行ってきました
と夏休みの宿題の絵日記を
発表するのを目の当たりにしては
「僕もその人の家の
子供だったらなぁ…」と
四六時中妄想に耽ったものだ。
▼ゆるキャンと人生
そんな僕が現在のインスタグラムを
やっていたら、
「キャンプ」ネタの投稿には
間違いなくいいねを連打してたと思う。
ただし、時代は変わり
単なる「キャンプ」では
フォロワーは満足しない。
「最新型のテント」
「外国製のテント」
「趣味で揃えた食卓」
「しゃれた料理」
当時の僕のように単に
キャンプそのものに憧れた人に向けて、
というよりは、
もともとおしゃれやきれいなもの、
洗練された趣味を追究している人が
自己表現の場面の1つとして
たまたまキャンプを選び
情報発信していると僕は感じる。
現在3万5千人のフォリワーを持つ
とある「カリスマキャンパー」の
キャンプ歴はまだ2年だそうだ。
カリスマキャンパーという肩書きも
その人にとっては「数あるモード」
の1つに過ぎないのだろな、と。