1日インターンと人生 | ワクワク人生研究所所長 小未来のブログ

ワクワク人生研究所所長 小未来のブログ

「最近ワクワクしたのいつだっけ…」
そんな人生に一石を投じるべく、
日々、研究活動と思考実験に勤しむ
ワクワク人生研究所所長・兼実験室室長、小未来のブログ

1日インターンと人生

20170717



学生が仕事を理解するための

インターンシップを

1日のみ開催する企業が

今夏以降、前年同期比で

約7割増える。


※日本経済新聞より



▼就業体験

インターンシップ制度自体

日本国内においても20年ほど前から

取り組みが行われている。


1997年5月

「経済構造の変革と創造のための

 行動計画」普及推進が閣議決定

されたことで、関係諸制度が整備され

広く民間にも浸透していき


2005年には推計12万人の学生が

制度を利用していると報告される

までになった。


「職業意識の向上」

「職業選択機会の充実化」


本来の目的こそ聞こえはいいが、

果たして実態はどうだろう。



▼囲い込み

つまりそういうことだ。


現在の経団連の指針では

大学新卒の採用活動は

4年生の6月から面接などの

選考活動が解禁され、


企業はその年の2月末まで

採用目的で学生に接触できない。


一方でインターンであれば、

採用活動前に学生の個人情報などを

集められるため、


この数年で3年生の夏休みから

インターンを開催する企業が

増えていた、という。


僕はつくづく思う。


これではインターンを隠れ蓑にした

学生の青田買いと批判されても

致し方ないのではないか。



▼インターンの先輩

僕自身はインターンの経験はないが

学生時代のアルバイト先で

「インターン学生」として

一時的に就労体験をしていた

先輩と一緒に仕事をしたことがある。


他のアルバイトスタッフに比べ

経験も浅い彼は、当初、

周りから仕事のお荷物扱いを受け

しばしば陰口を叩かれていた。


でも彼には学ぼうとする意欲があった。


僕自身に対しても

何がダメで何が足りないのか、

臆することなく積極的に聞いてきたので

僕も気持ちよく質問に答えることが

できた。


夏期休暇の数週間に限定されていた

インターンシップの期間で

彼の仕事能力はみるみるうちに

上がっていき、


最終的には周りのスタッフにも

惜しまれながらお店を後にしていった。



▼1日インターンと人生

だからこそ僕は思う。


たった1日の就労体験で

一体何を得ることができるのか。


確かにその企業の雰囲気や

社員の人となりに触れることは

出来るのかもしれない。


けど結局のところそれは

企業の採用活動解禁後に

行われる会社説明会の類と

何ら変わらないのではないか。


何れにせよ現在まで続く

一斉採用の見直しも含め

真の学生本位の就職活動が

広く定着することを望む。