スマート家電と人生

あらゆるモノがネットにつながる
「IoT」技術を活用し、
便利な機能を備えた
「スマート家電」が値下がりしている。
※日本経済新聞より
▼まあほしいけど
小学生の頃から
定期的に家電量販店に足を運び
片っ端から新製品カタログを集め
家で読み耽ることが習慣づいていた
この僕だ。
今回紹介されていたスマート家電も
もちろん発売と同時にチェック済み。
ダイソンの
「Pure Hot+Cool Link」
ネスレの
「バリスタi」
タニタの
「ヘルスプラネット」
シャープの
「COCORO KITCHEN」
「ともだち家電冷蔵庫」
…
まあ、どれも
ほしいといえばほしいけど。
▼便利さよりも楽しさ
つまりそういうことだ。
例えば外出先で
自宅の部屋の温度が何度で
湿度が何パーセントで
空気の清浄度がどのくらいで
それを知ったところで
劇的に生活の質が向上する
わけではない。
「空気が汚れてて
気温も低いみたいだから
スイッチ入れとこう」
そうして家に着くころには
部屋の空気は暖かくてキレイな状態で…
まあ気分は悪くない。
けどそのうち
必ず、飽きる。
いちいちスマホのアプリ立ち上げて
空気のキレイさと温度を見て
たまに寒そうな状態が目に付いたら
遠隔で、スイッチオン。
…
いずれ必ず、
億劫になる。
家に帰って最初の数分間が
寒くたって、いいじゃないか。
そうして製品を購入して半数以上の人は
使用頻度が減るか、
アプリすら立ち上げなくなる。
賭けてもいい。
▼遠隔のワクワク感
僕が小学生低学年のころ、
誕生日プレゼントか何かで
おもちゃのトランシーバーを
貰ったことがあった。
当時はスマホどころか
携帯電話すら身近に存在しなかった。
だからこそ話相手の姿が
全く見えないにも拘わらず
手元のスピーカーから
相手の声が聞こえるだけで
その場で飛び跳ねる程の興奮を覚えた。
毎日毎日、
学校が終わるのが待ち遠しくて
仕方がなかった。
それこそ日曜になれば
朝から晩まできょうだいと
2人1組になって、
近所の公園や空き地を
トランシーバー片手に駆け回った。
けど、次の月には
すでに押入れの奥の何処かに
置き去りにされ、
以降二度と
スイッチが入ることはなかった。
▼スマート家電と人生
「元の価格が高いため
安くなりやすい面があり、
従来品に比べると
やや値下がりスピードが速い。」
だから今
スマート家電は、お買い得。
でもたぶん、
僕は、買わない。
なぜなら、
必ず、飽きるから。
それまで単独で使っていた家電が
ネットとつながることで
遠隔で操作できたり
データがやりとりできたところで
今ある製品ではたかが知れている。
体組成の細かいデータを
大勢のアスリートと比較するなんて
せいぜい1回で充分だし、
献立をアドバイスしてくれたり
食材の使い忘れを防止してくれたりも
確かに便利だけど、
わざわざ冷蔵庫やレンジと一体である
必要もない。
ただ、コーヒーメーカーの
「ネスレワクワクポイント」だけは
ちょっとだけ、気になる。
ネーミングだけですが。笑