人付き合いと結婚と人生

国立青少年教育振興機構の
青少年教育研究センターが行った
若者調査によると、
小学校までに人間的な触れ合いに
関連する活動を多く体験した人ほど、
結婚願望が強いという。
※日本経済新聞 教育より
▼晩婚化の2大要因
厚生労働省が発表したデータによれば
平均初婚年齢は、1970年代から
一貫して増加傾向にある。
一方、今回の調査で特徴的だったのが
「結婚したくない」理由が
大きく2つ存在する点。
1つは収入。
もう一つは
子供時代の体験。
「収入」に関しては
他の調査結果でも相関関係が
指摘されていたが、
「子供時代の体験」は
あまり聞いたことがない。
▼一人が楽
つまりそういうことだ。
「今l、交際相手がいるが
結婚していない」人に限定して
その理由を尋ねたところ、
トップの
「経済的に難しい」
が63.8%。
続いて
「一人が楽である」
が50.4%
「仕事が忙しい」
が48.3%だった。
経済的理由と仕事が忙しいは別にして
「一人が楽」は裏返せば
他者とのコミュニケーションに
一定の距離を置きたい層、
であるとも読み取れる。
▼話さない子供
小学生の頃、
僕は言葉数の少ない子供だった。
なぜか。
通知表にそう書かれていたからだ。
「一人で考えていないで
もっと友達と話しましょう」
けど、わからなかった。
クラスメートとどう接すればいいかが、
分からなかったのだ。
暫くして、転機が訪れた。
小学5年生への
進級のタイミングだった。
当時の担任の先生の勧めで
部活動に半ば強制で参加したことで
クラスメート以外の
特定のコミュニティに属することになり
周りに促される形で、
屋外での遊びに少しずつ
興じることになった。
▼人付き合いと結婚と人生
冒頭の調査によれば
子供の頃に
「友達との遊び」を
多く体験した人では
「結婚したい」が83.0%、
「結婚したくない」が13.8%なのに対し、
体験が少ない人はそれぞれ
64.1%、27.9%と
対照的な結果となった。
「結婚したくない」に限れば
ほぼ倍の差。
けど、今の僕にはよく分かる。
つまるところ
人付き合いが億劫なのだ。
もし僕が、小学生の頃の
「言葉数の少ない少年」の
ままであったらならば、
たぶん、
「結婚したくない」
と答えるだろう。
そんな僕を変えたのは
他でもない、
"人との付き合い"
だった。
小学校を卒業後も
受け身の姿勢は変わらず
半ば強制で部活動に参加し、
そこでも
"人付き合い"に悩まされた。
周りから話しかけられても
思うように会話が成立しない。
けど、一つだけ
僕の中で変わらない思いがあった。
人付き合いは苦手かもしれないが、
「人と仲良くしたい」
…
…
そうして、今の僕がいる。
▼最後に
「どんな人生を過ごしたいか」
今のぼくなら、こう答える。
「何をして過ごしたいか」
よりも
「誰と一緒に過ごしたいか」