学校保健安全法の改正

中学2年以上の子供は
身長に占める足の長さの割合が
30年前と比べ小さく、
親世代より胴長体形であることが
文部科学省の学校保健統計調査で
分かった。
※時事通信社より
▼4月より削除
文部科学省より公布された
『学校保健安全法施行規則の
一部改正』
によると、
今年の4月1日より
「座高の検査について,
必須項目から削除すること。」
とある。
“必須項目から削除”
とあるので、
全学校で一斉廃止、
というわけではないのだろうが、
国の統計上、
約80年間続いた座高の推移が
ぱたりと途絶えることになる。
▼高コスト
座高測定は
内臓の発育確認などの目的で
1937年に始まったが
「子供の健康管理との
関係が分かりにくく、
測定の手間もかかる」
などの声が学校現場から
上がったことを受け
義務項目から外した、
とのこと。
わざわざ専用の器具で
一人ひとり測定して得た
データではあるが、
それが子供の健康福祉に
どう活用されると言うのか
なんて現場の不満の声が
聞こえてきそうではある。
▼発育状況の確認方法の変化
前述の
『内臓の発達確認』については
わざわざ座高測定で求める必要はないが
「座高の検査を必須項目から
削除したことに伴い,
児童生徒等の発育を評価する上で,
身長曲線・体重曲線等を
積極的に活用することが
重要となること。」
と文科省の通知にもある通り、
児童生徒の毎年の発育状況について
今まで以上に着目せよ、
というメッセージに加え、
『四肢の状態』を
健康診断の必須項目として
加えよ、とある。
▼観察項目
『四肢の状態』とは
「四肢の形態及び発育
並びに運動器の機能の状態」
を観察するもの、を指す。
筋肉・関節・骨などの発達に
問題がないかどうかを
目視で確認する、ということだ。
ただ特定の器具を用い
画一的にかつ客観的な数値データで
判断できない以上、
明確な現場ルールの確立が
必須であることは言うまでもない。