健康経営と人生

経済産業省と東京証券取引所は、
住友林業やネクスト、
ワコールホールディングスなど
従業員の健康増進に積極的な
上場企業25社を
「健康経営銘柄」に選定した。
※日本経済新聞総合欄より
▼ホワイト企業
従業員の健康を省みず、
過酷な労働を強いる
ブラック企業の対義語的な位置づけで
ホワイト企業、という言葉がある。
今回の発表は言い換えれば
このホワイト企業のイメージに
近いのだろうか。
けど、ネット上での
ホワイト企業の定義は
「離職率が低い」
「新入社員に優しい」
「ノルマがない」
「残業がない(少ない)」
「福利厚生が充実している」
「収入面も含め待遇が良い」
であるから、今回の
「健康経営銘柄」はあくまで
ホワイト企業の一側面、
と捉えるのが妥当ではなかろうか。
▼市場評価
また今回の記事には
同銘柄の選定を通じて
予防医学など、
従業員の健康向上に取り組む企業が
市場で高い評価を受けられるよう
促す狙いがある、ともある。
実際に前回選ばれた企業の
株価が一時上昇するなど、
投資家の好感度が高まりやすい
傾向があったのだとという。
産業医などの専門人材の活用状況や、
労働時間管理の取り組みといった
指標のほか、
財務状況なども勘案して選定。
と記事はしめくくられている。
▼健全な会社
財務状況が健全な会社、
と聞くと、
不思議と、そこで働く従業員も、
健康で穏やかそうなイメージを
僕自身も、抱く。
けど、その感覚は
あながち間違っていないとも思う。
人がいてこその、会社組織。
そこで働く人々が
心身健康でなくてどうして
業績が振るうとでも言うのか。
百歩譲って、
現在業績が好調な会社が
従業員の健康を2の次3の次にして
その企業が100年後、200年後、
果たして存続しているか。
何も難しい話ではない。
▼両輪
無論、
従業員の心身の健康だけを
只管追い求める、
給与水準を
通常のウン割り増しにしたり
ボーナスを奮発する、
それだけでは、
従業員の真の満足は得られない。
他にも有名な経営塾で
「物心両面の幸福の追求」
なんて言葉もあるが、
これを愚直に実行している組織には
そうそうお目にかかれるものではない。
何れにせよ先ず大事なのは
現場で働いている人と
一切の隠し事などを抜きにして
“本音で語り合えるか”
これに尽きると僕は思う。