
グツグツグツグツグツ(溶岩台地に無数に広がる小さな赤黒い異質な火砕丘や大地の裂け目から上がり続ける淀んだ煙が大気中で密集して形成されている一束の巨大な黒煙柱のもとに向かって這ってくるアクラ・ラヴァレ)
シャカシャカシャカシャカ(瘴気に覆われた視界の悪い赤黒く淀んだ異形の地を淡々と進んでいくアクラ・ラヴァレの鋏に捕らわれている王妃もまた冷静に周囲の様子を考察している)
スカルリーナ「・・・・・・・・」シャカシャカシャカシャカ(鋏に胴体を挟まれたまま下を覗き込む)
グツグツグツグツグツ・・(平滑な溶岩台地の表面が縄状構造の形態になっていることから、この一帯の大地を形成している溶岩流が固化して間もないということ、そしてまた、その色が穢れたマゼンダに染まっていることから、有害かつ危険なエリアであることが見て取れる)
スカルリーナ「ゴホッゴホッ」(地面から顔を背けながら)
アクラ・ラヴァレ「人間にしちゃ、よくもってる方だ」シャカシャカシャカ・・(速度を落としながら)
ドルーーーーーーーーーン!!
(エリアのすぐそばを一直線に貫いていく赤いエレメンタルビーム)
フォオオオオオ・・・・・・
(追うように一直線の炎の軌跡が走っては後続より消えていく)
スカルリーナ「・・ここで何があったのです?」(咳をこらえながら)
アクラ・ラヴァレ「お前ら人間にとっては気が遠くなるほど大昔の話だ。ここに竜の死骸から造られた「紛い物」がたくさん空からやって来てな・・・当然、俺達はそのバケモノ共を悉く破壊したが、そいつらのきたねぇ血肉から、さらにきたねぇ汚染物質が放出されちまった。それ以来、ラ・エメシスは、死のフィールドに成り果てちまった」シャカシャカシャカ・・
スカルリーナ「それが原因で禁忌の地に・・・その残骸はどうしたのです?」
アクラ・ラヴァレ「下に眠ってるよ」ゴツゴツ(空いている方の鋏で地面を叩く)
スカルリーナ「溶岩流・・・火山を利用したのね?」
アクラ・ラヴァレ「兄貴のおかげさ。なにせ、兄貴はただの斬竜じゃねぇからな」きょろきょろ(その場にとまり、あたりを見回しながら)
スカルリーナ「あなた達は、古龍なの?」
アクラ・ラヴァレ「ハッ!ここにも大勢の古龍共がいたっけかな。だが、そいつらもまた、紛い物との戦争で絶滅しちまったよ。エルダーで生き残ったのは、ル’ヴォーをはじめとするごく僅かな連中だけさ」
スカルリーナ「それが五冥神ね?」
アクラ・ラヴァレ「ああ。ただ、兄貴や俺達は古龍じゃねぇ。契約を受けし、兄貴の血を分かち合ったファミリーだ」カチンカチン(自慢げに鋏を。甲殻種みたいに)
スカルリーナ「邪龍様の血を・・・安息の守護者もまた、契約を受けることができるのですか?」
アクラ・ラヴァレ「おらぁ、中央のことはよく知らねぇ。だが、そこに兄貴やル’ヴォーに匹敵する人間達がいるのは確かだ」
スカルリーナ「使者団の上位信者・・」
アクラ・ラヴァレ「思い出したぜ。中には裏切り者いたな」
スカルリーナ「上位信者のですか?」
アクラ・ラヴァレ「ああ・・たぶん、そいつらの仲間だろう。俺達は、半竜(ハーフ・ドラゴン)って呼んでいた」
スカルリーナ「ハーフ・ドラゴン・・・彼らもまた契約を?」
アクラ・ラヴァレ「ああ。眷属になると誓いをたてた人間共さ。その裏切り者のハーフ・ドラゴンは、こともあろうか、本来は撃退すべき敵対者である紛い物共が運んできやがった、同胞の死骸を身に纏った連中の味方をしやがったんだ」
スカルリーナ「・・ハンターがここへ?」
アクラ・ラヴァレ「初めは王墓から来たハーフ・ドラゴン達も、俺達と一緒に戦っていたんだが、どういうわけか、途中で裏切りやがった。特にあの女はしつこかったな・・・わかったぜ。あんた、あのハンター共が飲んでいた薬と同じようなものを飲んできたな?じゃなきゃ、ここの環境には耐えられねぇ。だが、あいつらの薬ほど、力は出ないようだな」
ドルーーーーーーーーーン!!
(再び通過していくエレメンタルビーム)
スカルリーナ「汚染の要因は、あれにもあるようね。一体なんなの?」ゴホッゴホッ
アクラ・ラヴァレ「この北の大地に不可欠な元素エネルギーさ。ま、お前ら人間にとっちゃ、強すぎるだろうがな」
スカルリーナ「火の力・・・それだけとは思えないけど?」ゴホッゴホッ
アクラ・ラヴァレ「勘がいいな。実はな、いにしえの戦争以前も、このラ・エメシスは、お前ら人間にとっちゃ、立ち入ることができないフィールドだった。それは、あの元素エネルギーの放出が、龍粉を一緒に運んでくるからさ」
スカルリーナ「・・邪龍様の・・・ゴホッ・・・あなた達にとっては、食事同然のエネルギーというわけね?」
アクラ・ラヴァレ「俺達だけじゃねぇさ。言ったろ?このラ・エメシスに欠かせない存在だってな」ククッ
スカルリーナ「・・王墓に何があるの?」
アクラ・ラヴァレ「知りたきゃ、兄貴の要望に答えるんだな」やれやれ
スカルリーナ「やっぱり、私達がここへ来たことを彼も知っていたのね?今更、私を使者団に売っても、なんの価値もないと思うけど」ゴホッゴホッ
アクラ・ラヴァレ「難しい話は知らねぇ。俺は兄貴に忠実なだけだ」きょろきょろ
スカルリーナ「彼は用心深いようね」
アクラ・ラヴァレ「なぜそう思う?」カシンカシン(空いている方の鋏を甲殻種みたいに)
スカルリーナ「あなた達に警備を任せて、自分は隠れているのだから」
アクラ・ラヴァレ「兄貴を馬鹿にするな!」グン!(スカルリーナを握っている鋏を掲げる)
スカルリーナ「なら姿を見せたら?ディ・ガルシャー」
ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ!!

ドシャアアアアアアアン!!
アクラ・ラヴァレ「兄貴!!約束どおり、連れてきやしたぜ!!」

ディ・ガルシャー「よく来たな。スカルリーナ・コズタン」
ソウィーーーーン!!
ガシャアアアアアアン!!
「あたちのモンハン日記」
Anthem of a Dying lights
ぎゃあああああああああ
(覇竜の左脇腹の下に張り付きながら「やわらかい肉質」をこぞってかじっている骨髄竜達。当然、悲鳴をあげる覇竜の地獄絵図)

鉄平「どけっ!!骨野郎!!」フオン(骨髄龍の顔に張り付きながら右腕に装着しているザザミネコバサミを高く振り上げる)
ズシュッ!!
(ラドバルキンの目にネコバサミを突き刺し、零距離解放突きの体勢に入る鉄平)
鉄平「くたばれちょいやああああ!!!!」ズガガガガガ!!(突き刺したネコバサミがチャージの振動で激しく揺れる)
バシャアアアアアアアン!!
(水属性零距離解放フィニッシュの大花火によって骨髄竜の頭部が内から肉片諸共、派手に破裂すると、鉄平もまた爆破の衝撃で後方に吹っ飛ぶ)
くるくるくるくるくる
シタッ!!
(後方回転しながら着地かますザザミネコ鉄平)
鉄平「見たか馬鹿野郎!!おえっ!!」ゲボゲボゲボゲボ(ザザミネコマスクとザザミネコスーツの「繋ぎ目」から液体状の吐瀉物がどんどん流れ出てくる)

一也「たいへんニャ!!鉄平が「ゲボ」吐いたニャ!!」ゲシッゲシッゲシッ!!(同じくバルキンの頭に張り付きながら持ち前の馬鹿力でひたすらぶん殴りながら)

スターマイン「このモンスター達、毒をもってるよ!!」ドサアアアアアン!!(瘴気を撒き散らしながら覇竜の脇腹にかみついている骨髄竜を後ろから上体を反らして焔滾る両前足で引っ掻くように振り落とす)
ファンクーン「集結したせいで有害物質が充満しています!!移動しないと危険です!!」プ~ッ!プ~ッ!プ~ッ!プ~ッ!(警報音と共に危険度を示す真っ赤なHUDに照らされる「中の人」のどアップ)
一也「鉄平!!」ゲシッ!!(張り付いていたラドバルキンの顔面にドロップキックを浴びせながら相棒のもとに飛んでいく)
ゲボゲボゲボゲボげ(を続けるザザミネコ鉄平)
一也「かわいそうに!!今朝、欲張っておかわりした汁物を毛玉と一緒に全部吐いてるニャ!!」ゲボゲボゲボゲボげ(を続けるザザミネコ鉄平に寄り添いながら)
スターマイン「おじいちゃんの上に逃げて!!もう!!邪魔しないで!!」ボガアアアアアン!!(向かってきた骨髄竜に対し、両翼より零距離からの星羽蝶発射で爆破させながら吹っ飛ばす)
一也「鉄平、掴まるニャ」ゲボゲボゲボゲボ

アイオロス「援軍を連れてきたよ~!!」ドドドドドドドド!!(覇竜右側面エリアから覇竜のおしり側をUターンしてくる彼を筆頭に緑迅竜に跨ったジャンナーロや鳥竜種達、そしてアロイ足軽部隊が駆けつけてくる)
ボギャアアアアアアア!!
(奮い立つ穢れた骨髄竜の群れ)
ナイトクルーガー「うるせぇんだよ、バカ野郎共!!」ブワッ!(警部の鼻先から颯爽と飛び立つ光蟲のエージェント)
カッ!!
キュオオオオオオオン!!
(光蟲が起こした発光に飲まれ、一斉に怯む骨髄竜達)

スターマイン「ぎゃあああああああ」(直視で巻き添えくらった)
一也「さぁ、鉄平。今のうちニャ」ゲボゲボゲボゲボげ(吐き続けながら覇竜の左前足をなんとか登ろうとしている彼のおしりを下から押してあげる)
ボギャアアアアアア!!
(タイヤモードからトランスフォームした骨髄竜がそんな二人の無防備なちいちゃい背中に飛びかかってくる)
一也「いっ
ボガアアアアアアアン!!
(次の瞬間、上空から飛んできた「どんぐりグレネード弾」によって吹き飛ぶ骨髄竜)
ヒュオオオオオオオオ!!
ズキューーーン!!ズキューーーン!!
(上空を旋回していく雌火竜の頭部に乗っているジャブ吉が下に向かってライトボウガンで援護射撃)
一也「頼むニャ!!それっ、がんばって登れ、鉄平!!」うんしょっ!

アム・インファーナル「なんじゃ、体調が悪いんか?」ゲボゲボゲボゲボ(自分の前足をヘロヘロと登ってくる鉄平を横目で見ながら)
一也「まだ動けないニャ!?ずっとここにいたら、みんな体がもたないニャ!!」うんしょっうんしょっ(と鉄平のおしりを押しながら)
アム・インファーナル「腰も痛いし、脇腹も噛まれているし、丹田に力が入らぬ」よっ(鉄平を押し上げながら共に彼の頭の上に登頂してくる一也)
一也「せめて足を払うとか抵抗するニャ」
アム・インファーナル「めんどうくさいのぉ・・」
イッイッ(左前足で近くにいるバルキンの群れを払う覇竜の左脇腹下は、かじられたせいで「歯型の痕」がびっちり横並びになっており、ちょっとだけ血も出てる)
おりゃああああああ
(奮起の電撃を帯びた雷狼竜のアタックに続き、ジャンナーロ達、操竜部隊が骨髄竜の一軍を蹴散らしていくと、転倒した彼らに向かってアロイ足軽部隊がとどめを刺していく)
一也「その調子ニャ。こっちは・・」ちら・・(右側面エリアを)
ボギャアアアアアアア!!
ダシャアアアアアアン!!
(こちらもまた族長跨る雷顎竜フルグルが怒りの電撃突進アタックによって熔晶蠍の群れを次々と轢いていくと、すぐさまマグナムボウガンを発砲する伯爵を乗せた迅竜グレンジャガーが必殺の尻尾叩きつけによってまとめて粉砕していく)
ヒョウウウウウウ・・・・ン・・
ボガアアアアアアアン!!
(上空からは火竜に跨ったハハーン族の操竜戦士が火球の爆撃を投下して援護)
一也「なんとかなりそうだニャ・・・ケホッケホッ!まずいニャ・・丈夫だけが取り柄の俺も気分が悪くなってきたニャ・・」
ブワッサ・・ブワッサ・・
(ジャブ吉を乗せた雌火竜が覇竜の背上から伸びる棘に気をつけながら着陸してくる)
ジャブ吉「△○!!」バッ!(一也達のもとに飛び降りてくる)
一也「どうしたニャ?」ケホッケホッ(その隣では鉄平がうつ伏せのまま吐いている)
ジャブ吉「イッイッ!」(懐から試験紙を取り出す)
一也「ロイの・・・鉄平に舐めさせるニャ」
ごろん(まずはうつ伏せになっている鉄平を表向きにひっくり返す一也とジャブ吉)
一也「くさいニャ」ゲボゲボゲボゲボげ
ジャブ吉「イッイッ」
むにっ(鉄平のザザミネコマスクを少しだけ上げると、中からさらに吐瀉物の滝が勢いよく流れ出てくる)
一也「無理におかわりをするから・・突っ込むニャ」
ぐいっ(その隙間に試験紙を握った手を突っ込むジャブ吉)
うおおおおお・・(右エリアからエスココ三銃士のものと思われる雄叫びが一斉に聞こえてくる中、鉄平のザザミネコマスクの中に手を突っ込んだまま黙っているジャブ吉)
一也「どれ。もういいかニャ」
ジャブ吉「●」にゅっ(抜いた試験紙は赤黒く染まっている)
一也「まずいニャ・・薬を飲ませないと」がさごそ
アム・インファーナル「おい」とりゃ~~~(左側面から警部の雄叫びが)
一也「ニャんだ?」その調子です!警部!(ファンクーンの激励)
アム・インファーナル「腹の下が響いておる」いたぁ~い!!尻尾噛むな!!(警部の叫び)
ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・・!!
(覇竜の全身に振動が走り、頭部上の一也とジャブ吉がずっこける)
スカーフェイス「なんだ・・?」おりゃあああああ!!ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ!!(周囲を警戒する彼の背後で三銃士が熔晶蠍の尻尾攻撃を懸命にガードしながら奮闘している戦闘区域もまた激しく揺れ動く)
ヘメスコ「どうした!?」キーン!キーン!
ジュワワワワワワワ
(覇竜のお腹の下の地表がみるみるうちにマグマ溶けしていく)
アム・インファーナル「こりゃ~大物じゃな」ひょれっ(右半身を前足後ろ足と共に上げる)
一也「ニャんだニャんだ!?」ガシッ(傾いた頭部から落ちぬようジャブ吉と共に鉄平を支えながら頭頂の突起の先端に必死にしがみつく)
ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ!!
スカーフェイス「なにか来るぞ!!グリムリンクス!!緊急退避!!」ニャニャ~~~!!(山猫族達は慌てて熔晶蠍の群れの頭を飛び越えていく)
ドサアアアアアアアアアン!!
(右半身を上げている覇竜の下から、「全身が炎に包まれた」溶岩のように深緋の甲殻をもつ巨大な炎角竜が、共に先端が淡紅色に発光した二本の双角を突き上げながらエアジョーズの如く地中より標的を狙って怒涛の勢いで空中に飛び出してくる)
一也「赤いディアブロスニャーーー!?」(空中のそれの大きな影に覆われながら)
To Be Continued
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次回「あたちのモンハン日記/Anthem of a Dying lights」
第356話 「ご希望どおり」の巻
12/8(月)0時更新予定
だニャ!そんだらば!師走も、しっかり見よう!!読も見ようニャ!!
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