夫が単身赴任先に戻る日。
家族で晩御飯を食べていたら、向かい合う息子の表情が硬い。
「どうした?なんか気になることがある?」
と聞いてみた。
少し間があり、
「通信制高校に転校しようと思う。」

今、それを言う?!
夫は夕飯後、すぐ出発しないと新幹線の時間に間に合わない。
2人であたふた。

「転校しようと思った理由は?」

「同級生が子どもっぽい。」
「生活指導の先生が、生徒に挨拶しろというくせに挨拶しても返事をしない。」

出てきた理由は、これだけ。
本当はもっといろいろあるはず。

夫は
「お前の方が子どもっぽい(笑)。」

そして「おまえ、逃げてないか?」

「次、帰ってきたときに話そう。」と言って単身赴任先に出発した。
冬休みも寝込む頭痛は起きなかった。

あと2回休めば欠課時数オーバーでスタートした3学期。
他の教科も苦しい状況。
1学期に欠課時数をオーバーするとどうなるか確認したところ、
診断書を提出してもらい、校長会議にかけると。
オーバーした時点で診断書を出してもらえばいいとのことだった。
心配性の私は心療内科で作成してもらった診断書を既に担任の先生に預けていた。

頭痛外来・鍼灸整骨院・スクールカウンセリングは継続中。

息子はスクールカウンセリングを予約していた日に頭痛を起こし、
登校できない状態だったので、代わりに私がカウンセリングを受けた。

冬休みの一悶着がずっと心に引っかかっていた。
進路先。
息子の意思が固ければ、それでいいと思うようになっていた。
息子の人生は、息子のもの。
息子が幸せならそれでいいや。
子どもは親の思うようにはならない。
私も夫も親の願いとは違う道を選んできた。

先生に冬休みのことを話すと
「息子くんは1学期に比べて表情が明るくなった」
「今の息子くんなら親御さんの考えを伝えても大丈夫」
「息子くんは親御さんの希望に副うようすると思いますよ」

息子にも私たちの今の考えを伝えても、嫌そうな顔をするばかり。
ハッキリしない態度にイライラ。
結局、息子は自分の思いを伝えてくることはなかった。
カウンセリングの先生の予言通りになりそう。
頭痛外来で処方された薬は効いてるのか効いてないのか分からず。
頓服は即効性はないものの、少し楽になる感じ。
ただ、頓服を飲んだからといって登校はできない。
魔法の薬が欲しい…

欠課時数が危うくなってきた。
転校か留年か…そろそろ真剣に考える時がきた。
中学校の先生に教えてもらっていた通信制高校の個別説明の予約を入れた。
夫と気乗りしない息子と3人で参加。
全日制にはない科目も履修できると聞いたときは、
まんざらでもない表情。
息子の場合、通信のみでは単位が足りない。通学が必要。
「3学期まで考える」

親子が入れ替わり立ち替わり説明を聞きに来ていた。
これだけニーズがある。
息子が不登校にならなければ、知ることができなかったこと。
受け入れ先があるというのは本当に有難い。