部屋の片づけを始めた息子。
扉の外には、大量の紙山ができていました。

教科書
授業のノート
大学の資料
模試の問題
赤本
通信教育のテキスト

五月雨登校の片鱗もなかった高1の夏、オープンキャンパスに参加した
国公立大の資料がありました。
なんとなく、そこを目指すんだろうと思っていました、いや願っていました。

高3になり、3者面談で第一志望にその国公立大学の名をあげていました。
第二志望は春から通う芸術系大学。

今思えば、第一志望は建前だったんでしょう。
親のことを考えると本音を言えなかったのだと思います。

通信教育のテキストは、一切ページが開かれないまま。
テキストの数は息子が勉強する気が起らなかった期間。

廃品回収に出しました。
過去にサヨナラ。
リビングの片隅にずっと置いたままだった通信制高校の封筒。
1年ぶりに手に取りました。

封筒の中には、学校案内・願書・説明をしてくださった先生の名刺・
そして1枚のプリント。

卒業単位を取得するためには、いつ入学すればいいのか。
今の高校で何単位取得していれば、同級生と一緒に卒業できるのか。
いつまでに今の高校から必要書類をもらえばいいのか。

先生が熱心に説明をしながら、書き込みをしてくださいました。

そのプリントを見た瞬間、通信制高校に見学に行ったときの光景と
気持ちが蘇りました。

「転校する気はない」一辺倒だった息子。
症状は少しマシになってきたものの、いつ学校を休むことになるか分からず
欠課時数ギリギリの状況でした。

進級できなかった場合、次にスムーズに移れるように段取りをつけておきたい。
保険をもっていたいと必死だった私。

見学に消極的だった息子を「とりあえず行ってみよう」と誘い、
夫と3人で近くの通信制高校を訪れたのは2年のお正月前。

そこから「転校しようと思う」→「今の高校に残る」→留年ギリギリで進級→
コロナ休校→ほぼ在宅で体調が良くなる→4月から大学生

いつ転校することになるかもしれないと
通信制高校の封筒を捨てることができませんでした。

今のところ、卒業できないかもしれないと高校から連絡はありません。
来月、卒業できそうです。

もう、捨ててもいいよね。
今まで安心感を与えてくれてありがとう。
受験した大学の合否が出揃いました。

どこにしようか悩む必要なし!(苦笑)

第1希望の芸術系大学(第3希望の科)に合格し、
あとは別の芸術系大学と私が選んだ大学の結果を見て
どうするか決めたらいいね、と話していました。

パソコン画面には不合格の嵐。
少し手応えのあった大学もダメでした。
私が選んだ大学ではありましたが、息子はガッカリの表情。
やってみたいことを学べる大学でした。

やはり、受験勉強が間に合ってなかったことを実感しました。
ひどい頭痛で2年時は勉強どころではありませんでした。
3年になってから頭痛発症の頻度が少なくなってきても、
机に向かう気力はなし。

芸術系大学へ進学したい気持ちが固まったのは夏前。
総合型選抜は実技試験だけ。
勉強をしているように見えませんでした。
独学では実技の壁をクリアならず。
総合型選抜に落ち続け、一般入試を受けることに。
やっと年末から本腰を入れて勉強を始めた様子。

第1希望の科ではないけれども、合格をいただいた大学に
進学することを決めました。

高校受験は第2希望の高校。
大学受験も第3希望の科。
なかなか思うようにいかないものです。

息子のモチベーションが少し心配。