知人（コミケにも通う筋金入りヲタ）の話
丸顔がDVD・Blu-rayを断捨離した事を聞き
筋金入りベテランヲタの彼も
長年に渡り蓄積された山ほどのグッズ・書籍を
ようやっと整理する決断を下しました
収納場所が埋め尽くされて機能不全に陥り
何かを取り出すため何かを退かす羽目になり
何がドコに在るか判らないカオスな状況
…そこへ丸顔の一言（断捨離本の受け売り）
１年間しまいっ放しのモノは無いのと一緒
これが決定打となったそうです
…だが、しかし
25年以上前のグッズ・コミック・画集・ムック本は
経年劣化が進み保存状態も良いとは言えぬため
ヤフオク、メルカリでも二束三文・ひと山いくら
送料でアシが出てしまうようなモノばかり
その衝撃事実に彼は愕然としたようですが
次から次へ新作が生まれるアニメ業界なので
これも致し方のない話
…とは言え
「捨てる神あれば拾う神あり」の諺もあり
根強い人気？のありそうなモノを選抜し
（ちなみに全て丸顔の守備範囲外です）
ダメ元で近場のブックオフへ持ち込みました
書籍類は重いから運ぶのも難儀したらしいけど
このまま仕舞い込んだ所で結局はゴミ屑
たとえ買取価格が付かなかったとしても
あちら側で処分して貰えますからね
（処分と言いつつ店に並べるとの噂ですが）
…で
約30分後に査定は終了
どれだけ安値で買い叩かれたのかと諦めつつ
タブレットに提示された買取金額を見たら
彼はビックリ仰天
予想価格 ¥2,000〜3,000
買取価格 ¥14,630
まじまじとタブレットを二度見したそうです
そりゃ桁１つ違うから驚きますよね
それぞれの査定価格を上から下まで見ると
下は ¥5から上は¥1,500位まで様々ある中
「とある品物」に ¥10,000付けられていたから
またしてもビックリ仰天！
購入当時の定価を何倍も上回っていますし
もちろん即決・現金決済で取引終了
…で
帰宅途中にAmazonを覗いてみると
その品物がプレミア価格で出品されてたとの事
（買取価格よりも約３割増）
その品物が何なのかは
彼の個人情報にも関わる問題のため
残念ながら明かす事は出来ません
年代は昭和50年代の国産品（箱付き）で
その道のマニア垂涎のアイテムらしいですけど
関心無い者にとってはガラクタ同然
丸顔なら不燃ゴミの日に捨ててます
彼は「値段付かないだろうな」と最初から諦め
ヤフオク・メルカリに出さなかったのですが
あきらめたらそこで試合終了だよby安西先生
ホントに何がどうなるか判らない世の中ですね
…で
それから３日後
再び彼はその店を訪れました
「どのくらいの価格で出てるんだろう？」
すでにマネー成立by吉田栄作してますから
いくらで店に出ようが関係無いのですが
やはり気になってしまうのが「小市民」
…で
陳列棚の片隅に「その商品」を発見
間違いなく３日前に彼が持ち込んだモノです
商品の値札を見てみると…
¥2,000
…はぁ？
¥10,000で買い取った品物なのに？
呆気にとられた彼がふと思い出して
財布の中に有った3日前の買取レシートを見ると
「その品物」の査定価格は…
□□□□（商品名）
¥1,000×10
¥10,000
…と、表記されてたそうです
御存知のようにブックオフは近頃バタバタしてるし
もしかするともしかするのかもしれませんが
店員がタブレットで客に買取価格を提示し
その価格で客が納得してサインした以上
正式な売買取引が成立しているわけで
今更レシートの金額がどうこう関係ありません
後ろめたくなった彼は足早に店を去りましたが
その話を聞いた丸顔が思ったのは…
その品物を¥2,000で買い戻して
別のブックオフに持ち込めば良いのに
(^_^)
終