怪獸王ゴジラを今ごろ初めて観る | 丸顔のルチャリブレな与太話

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( ^-^)


ゴジラ-1.0、prime video配信開始に伴い
ただいま旧作ゴジラシリーズも無料配信中
今回視たのはこちらの作品
(^o^)




ゴジラ(1954)を米国で再編集した海外版
GODZILLA KING OF MONSTERS
邦題「怪獸王ゴジラ」
(当時は「怪獣」ではなく「怪獸」表記)
(^_^)




1984年・復活ゴジラ公開直前に発行された
別冊宝島「ニューウェイブ世代のゴジラ宣言」で
(中古価格は定価の3倍以上、¥2,500〜)
本作の存在を知りましたが視るのは今回初めて
(^_^.)


…で
本作のあらすじ・構成をざっくり紹介しますと

物語はゴジラ襲撃直後の東京から始まり
負傷した主人公が救助され避難所に運び込まれ
「ここまでの出来事」を回想していきます
米国の新聞記者である主人公は海外取材の帰国途中
戦前からの旧友・芹沢博士を訪ねて東京へ
(不自然な後付け設定です・笑)
しかし芹沢は所用で不在だったため
(え?出不精の芹沢は何処に行ったの?)
主人公は彼を待つ間の暇つぶしを兼ねて
大戸島付近で起きた船舶連続遭難事件に関する
山根博士を中心にした調査隊に何故か同行
(ゴジラ最初の大戸島上陸場面はカット)
大戸島海岸でのゴジラ出現を目撃して
その後は皆様お馴染みの展開となります

つまり、本作『怪獸王ゴジラ』は
ハリウッドで後撮りした主人公の場面と
(主人公と絡む市民は日系人・中国人)
日本での宝田明・河内桃子の別撮りを足し
(主人公と一緒に映る時は後ろ向き・笑)
オリジナル版のドラマ部分を大幅カットで
主人公視点の構成に編集し直した内容ですが
米国含め海外の皆様には好評だったとの事
(スピルバーグも3回観てるそうですよ)

芹沢の犠牲とオキシジェンデストロイヤーで
ゴジラが東京湾の泡と消えたクライマックスの後
悲しみにくれる船上の人々の姿を映し出し
主人公の「偉大な男を失った」的モノローグで
物語は幕を閉じます
…しかし
「あのゴジラが最後の一匹とは思えない」という
山根博士の名台詞をカットしているため
(あからさま過ぎるハリウッドの政治的配慮)
第一作『ゴジラ』を視ている我々にとっては
「…え、ここで終わるの?!」な違和感
(そもそも後撮り部分全てに違和感ですけど)
(;´Д`)



【丸顔の採点】
☆−−−−(視なくてもいいんじゃないかと?)


仮に本作を『ゴジラ−1.0』に例えるとすれば
「学者」の知人の米国新聞記者が日本を訪れ
彼の視点でゴジラ銀座襲撃・海神作戦を描き
敷島を中心としたドラマ部分もバッサリと切って
(大戸島もゴジラ登場場面以外は全カットでしょ)
ゴジラ爆散で本編終了、敷島&典子の再会は無し
…という感じでしょう

ゴジラ登場場面はオリジナル版と変わりませんし
主人公は単なる傍観者(モブキャラ)同然ですし
オリジナル版に遠く及ばない内容ですから
ぶっちゃけ視なくてもいいかと思いますが…





…まぁ、好きにすれば?


THE END