鷲は舞い降りた(後編) | 丸顔のルチャリブレな与太話

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映画・B級グルメ・コミック・アニメ・TV番組・競馬etc.…思いつくままテキトーに
( ^-^)


…前回からの続きです




《丸顔海賊団》

実現の可能性は無いかに思われた
「英国首相チャーチル誘拐作戦」だが
彼の行動予定が判明した事により
計画は具体的な段階へ進んでいく
( ^-^)


《ライオン丸・13112敗》

しかもチャーチルの滞在先が
英国東海岸近くの小さな村とくれば
構想通り海上への脱出も可能です
オラ、わくわくすっど!
( ^o^)


…で、作戦実行部隊のメンバー探し
まず選ばれたのが「この男」
( ^-^)




…面長ですね
( -_-)ジッ


…そこ?
彼はアイルランド独立運動の活動家で
ベルリンの大学で講師を務める
リーアム・デブリン(Dサザーランド )
現地で実行部隊をサポートする役割だ
( -_-)ジッ


作戦の舞台は敵地真っ只中
英語の判らぬドイツ人が集団でウロウロじゃ
作戦どころの話ではござらぬ
…ん?
アイルランド独立運動の活動家という事は
つまり…デブリンはIRAの闘士
( -_-)ジッ
 

その通り靖国通り
IRA活動家がナチスドイツに協力してるんだ
英国政府が倒れればIRAの目標へ近づくし 
敵の敵は味方というわけだね
( ^-^)


なるほど、ナメック星においても
クリリン・悟飯はベジータと共闘して
フリーザ達に立ち向かいました
( ^o^)


…で
チャーチルの情報を送ってきたのも
現地でスパイ活動を行うIRAのメンバーだ
英国人にすれば「売国奴」  だけど
昔からアヘン戦争などエグい手口により
悪どい領土拡大してきたのが大英帝国だろ?
俺も「IRAの思想 」は判らなくもない
ただし「その手段」には賛同しかねるけど
( -_-)ジッ


デリケートな政治問題のため
IRAに関してはここまでという事で
(-_- )


…御意!
それにしても「ベルリンのデブリン」
上手く韻を踏んでるよな
もしデブリンがダブリン出身なら
座布団三枚あげたい気分なんだが
ここで事態が急変する!
( -_-)ジッ


一体、何が起きたんです?
σ(^_^;


元より作戦に反対だったカナリス長官から
チャーチル誘拐作戦はボツ!
せっかく準備したのにゴメンな」
…と、カナードルに中止命令が下されるんだ
(-ω-;)


まぁ、社会人なら誰もが経験する事
ドンマイドンマイ、明日があるさ
( ^o^)


ところがさらに事態は一転する!
その後にカナードルの元を訪れたのは
ナチス親衛隊長官ヒムラーの部下だ
誘拐作戦計画書を読んだヒムラーは
「ヒトラー署名入り作戦実行命令書」を
密かにカナードルへ渡すと共に
カナリスたち情報部には気づかれぬよう
極秘で準備を進めることを命じたのである
( -_-)ジッ


キナ臭い雰囲気ですなぁ
(;^_^A


ヒムラー長官を演じるのは
これまた渋いドナルド・プレザンスざんす
( ^-^)




本題に戻りましょう
( ^o^)


…で
ヒトラー署名入り命令書という御墨付
言わば「葵の印籠」を手にしたカナードルが
実行部隊の指揮官として選んだのが
元・降下猟兵部隊長シュタイナー中佐
( ^-^)




ようやく主人公登場
…ここまで長かったです
( ^o^)


ラードルがシュタイナーの元を訪れると
彼は部下達と共に「懲罰部隊」として
危険な掃海任務を強いられていた
(-ω-;)


懲罰部隊?
何か不始末をやらかしたでござるか?
(;^_^A


物語のキーポイントになる出来事なので
あえてここでは触れないが
軍人である前に人間であろうとした
…とだけ言っておこう
(^_^;


深~い理由があるようですね
遅刻常習犯とかじゃなくて安心しました
σ(^_^;




シュタイナーの運命を変えた事件の場面
3号突撃砲戦車、パンサー戦車が
チラッと画面に登場するんだよな
あれはフィンランド博物館から借用した
第二次大戦当時の実車だよ
( ^o^)


戦車マニアには有名らしいです
( ^-^)


…で
ラードルから計画を聞いたシュタイナーは
誇り高き軍人として再び戦場へ起つべく
部下と共に英国本土へ向かったのである
(ノД`)


作戦が成功すれば殊勲の誉
武運つたなく失敗したとしても
戦場で死に花を咲かせられる
…という決意なのでしょう
(ノД`)


まさしくその通り
この物語のテーマは作戦の成否ではなく
死ぬと判っている絶望的な闘いであろうと
信念のまま挑んでいく男達の生き様なんだ
(ノД`)


おぉ!「男のロマン」というヤツですね
劇場版「銀河鉄道999」においても
キャプテンハーロックが熱く語ってました
( ^-^)


そういえばハーロックの御先祖様も
ドイツ人の飛行機パイロットだったぞ
( ^o^)


声優は石原裕次郎殿でござった
(≧∇≦)b


そして遂に開始されるチャーチル誘拐作戦!
シュタイナー達は英国本土へ潜入
「自由ポーランド義勇軍」に変装して
チャーチルが極秘に訪れる予定の村へ到着
「その時」を待つのであるが…


ここから先は
作品を観てのお楽しみ!
( ^o^)



【丸顔の採点】
☆☆☆ーー個人的には満足


…あれ?
満点評価ではないんですね?
(^_^;)


その理由は…………
おっと、その前に!



━━━━━ネタバレあり━━━━━



ここまで書いてきたように
ストーリーは面白いし名優揃いだけど
舞台が英国の田舎村へ移った途端
急に物語のスケールが小さくなるんだよ
いくら小さな村といっても
出てくる村人の数が少なすぎるし
シュタイナー達を包囲する米軍も少なすぎ
( -_-)ジッ


なかなか厳しい御意見ですが
軍事基地のある場所ではござらぬ
米軍兵士の数も装備もあんな感じでは?
(;^_^A


…ライオン丸もまだまだ甘いな
そもそも「チャーチルが訪れる」ってのは
チャーチルのテヘラン行きを隠すための
英国政府・英国軍による陽動作戦だろ?
「チャーチルがそこにいる」と思わせるなら
それなりの警備態勢を敷くのが当たり前
なのに手薄な警備って矛盾してる
( -_-)ジッ


…言われてみれば
地味な陽動作戦なんて聞いたことないです
(^_^;)


もう一つ不満を挙げるなら
戦闘場面にイマイチ派手さが足りない
シュタイナー隊は歴戦の勇士揃いだぜ?
戦闘馴れしてないヤンキーなんか
50人くらい軽く始末してほしいよ
これは映画なんだから
( -_-)ジッ


またもや厳しい御意見
(;^_^A


…で
ようやく事態の深刻さに気づいた指揮官が
「敵はとんでもないヤツらだ!」と慌てて
近隣基地に戦車・重火器の増援を要請
わずか十数人の自分達に対し
慌てふためく連合軍兵士の姿を見ながら
ニヤリと笑うシュタイナー隊の面々
…というコテコテなシチュエーションなら
観てる側のカタルシスが増したのになぁ…
(^_^;)


その願望を貴方の好きな漫画で例えるなら
こういう感じですね
( ^-^)


©平野耕太「ドリフターズ」より


そうそう!まさしくこの感じ
命、捨てがまるば今ぞ!!
遥かドイツにも薩摩兵子がおり申した!
( ^o^)


「ドリフターズ」知らない方もおります
とりあえずその辺で打ち止めお願いします
( ^-^)


御意!
しかし残念なことに本作において
そういうカタルシスは感じられない
なにしろ実行部隊のメンバー達
シュタイナー以外は殆ど描かれないから
彼らに感情移入するヒマも無いんだよ
これは脚本・演出ミスと言わざるを得ない
(;^_^A





それに対する原作ファンからの不満の声
拙者もネットで拝見いたしましたが
原作ではもっと深く描かれてるそうです
σ(^_^;


…で
作戦の結末やラストシーンとか
もう少し語りたいところなんだけど…
お別れの時間となりました
(;^_^A


今回も語りまくりでした
歳とると話が長くなるってホントですね
(^_^;)


SEE YOU NEXT MISSION! 
( ^o^)ノ( ^o^)ノ