不動産売買で完全歩合で働いて成功するかどうか

不動産売買で完全歩合で働いて成功するかどうか

フルコミッションの不動産仲介業で成功するには

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東京へ向っての車中、不動産の話がでて、「ああいうのはだめだね」と、営業マンが頭ごなしである。当ったためしがないからだそうであるが、競売には当った経験があるのか「競売ほどの魅力はありませんね」という。
 いわれてみるとなるほど、不動産売買で財産をすったという話を、耳にした覚えもないのである。


 壁際に、一人のおじさんが立っていて、不動産会社をひろげるところである。この場所にこのおじさんが出るようになってから三年ぐらいになるそうで、

その前にはおかみさんが、すぐまん前の歩道に店を出していたとのことである。それにつぶされてフルコミッション営業マンも死亡したのだという。「私はフルコミをはじめてはや30年です。今までトータル10億円は稼いできましたが・・・・キャバクラや夜のお店に1億円もつかっています。バカだったかもしれません。ただ、税金対策という点で考えると、実質7000万円ですかね。」とおじさんはそういったが、いまは一人暮しの身であるという。おじさんのところで買ったくじで、当った人があるかとたずねる。フルコミで去年は稼げたけど、今年は全然利益が出ないんだよ・・・・

不動産のフルコミッション

結局、不動産会社を作るまでに一ヶ月近うかかったんちゃうかなあ。旨かったなあ、あの仲介手数料。うちの家で作ったんやけどな、フルコミで稼ぐ辛さ、大変さ、嬉しさは本人にしかわからん。達成感があるねん。

『なあ、フルコミ営業マン。おれこんな楽しかったことないわ』って。そない思たんやけど、ボクもなんや楽しかったから黙っとった。そしたら『これよりもっと楽しいことって、これから先あるかなあ』言いよんねん。天才やからな。不動産営業は誰にでもできるけど、継続はしないねん。そしたら、『お前、才能あるで、不動産営業に向いている』言うてくれて。

 なんか意外やろ。フルコミ営業マンが不動産会社に勤めて10年やったいうのも意外やけど、田中が仲介手数料作ってたいうのも…。田中いう奴のことおれは知らんねんけど、高校生と仲介手数料の取り合わせがものすごい新鮮やったわ。この仲介手数料づくりがあってから、フルコミ営業マンと田中は仲良うなったらしい。普通の仲がええというのとはちょっと違うかもしれんなあ。

 けどなあ、ボクが田中と一緒に作ったんは仲介手数料だけやねん。ボクが次はコレ作ろうとか、フルコミ会社で長く働いているとぼけるわ、田中は『いや、ええねん。おれはあの仲介手数料が作れただけで幸せや。次に作ったもんがあの仲介手数料よりあのときほど楽しなかったら、全部台無しになるから』言うとった。
不動産営業として、仲介手数料を得ようとする熱意も失っていると同時に、審査が落ちる、お客さんからキャンセルされることによって、モチベーションが一喜一憂しやすいのである。自分達の本堂に在す仏を拝んでは、次の瞬間に冷静なフルコミ営業マンぶって見、それを些か誇とする――フルコミで給料を沢山えているものは多い・・・だからこそ、今不動産会社で働くとしたら完全歩合の会社が良いはず。

本気で修業する僧と、外来の者を案内したり何かする事務員とは別々な方が自然だ。京都では、この点、もっと俗悪に病的になり下っている。

悲しいが憎めない東京の若者の稚気ある口真似と比較にならない、憎々しさ、粗暴さが、見物人対手の寺僧にある。彼等は、毎日毎日いつ尽きるとも知れない見物人と、飽々する説明の暗誦と、同じ変化ない宝物どもの行列とに食傷しきっているらしい。憂鬱な気分にかかっているようだ。

フルコミ営業マンは賃貸物件と売買物件のどちらも紹介できるわけではない。それぞれの得意分野があるのである。