こんにちは、久田和弘です(^^)

恐らく、朱里のような女性が合コンに参加すること自体能動的な行動と思われているのでしょうが、彼女の背景を鑑みれば「そうせざるを得なかった状況」が嫌でも見えてきますよね……。だからこそ、合コンで結婚相手を見繕い、20代で早々と契約社員から抜け出すことは、彼女なりの絶望に陥らないためのひとつの抵抗だったのでしょう。

ただ、その方法は、彼女自身が望んでいたものとは大分違う。それが苦しい。そんなとき、年齢も置かれている状況も気にせず果敢にベリーダンスを踊る田中さんの姿は、朱里にとって希望そのものだったのでしょう。

そんななか、絶望しかけているときに、自分がロボットと揶揄した相手が懸命に踊っている姿を目の当たりにしたら、朱里ではなくとも心動かされるはず。

……しかし、まだ自分は1巻の試し読みしか読めていないのですが、この分だと朱里は田中さんを神格化しそうですよねぇ。きっと展開としては、田中さんの人間性やベリーダンサーになるまでの背景を深堀りしつつ、朱里が一方的に憧れる「理想の田中さん像」を崩すことで朱里自身の内面にフォーカスしていくかんじになるのかな……。

そして更にワガママを言うなら、合コンに参加する男性陣の事情にもフォーカスして欲しい。彼らが若い女性を所有することにステータスを見出しながら、内心では若い女性を見下している事情、そうせざるを得ない背景に何があるのかを描き出してくれたら、今までにない作品として楽しめること間違いなし!