こんにちは!久田和弘です。

ついに、「トリリオンゲーム」が完結しましたね。長年の池上遼一ファンである自分としては、連載当初から単行本が出るのを楽しみに追いかけていましたが、最後まで熱量のある面白い作品でした。

池上先生の魅力といえば、やはり男の生き様を描くあの重厚な劇画タッチです。これまで極道や政界を多く描いてきた先生が、本作で挑んだテーマは現代のITベンチャー起業。このギャップがたまらないんですよね。美麗で迫力ある劇画で、AIやメディア買収といった今っぽいビジネスの裏側が描かれる新鮮さは、他ではなかなか味わえません。

そして本作で一番惹きつけられたのが、息を呑むような対人心理戦です。特に主人公・ハルの常識を覆す破天荒さには、何度も驚かされました。圧倒的な資金や権力を持つ巨大企業を相手に、彼は「ハッタリ」と「圧倒的なコミュ力」だけで渡り合っていくんです。相手の欲や弱点を見抜き、絶体絶命のピンチすらも強気な笑顔でひっくり返す。あのヒリヒリする駆け引きは、まさにビジネスという名の格闘技でした。

私、久田和弘のような地道な人間とは性格もやり方もまったく違うハルですが、そんな常識外れな彼だからこそ、現代のヒーローのようで最高にカッコよく見えたんですよね。ゼロから1兆ドルを目指して突き進む彼らのエネルギーから、たくさんの活力をもらいました。

まだ読まれていない方は、ぜひ完結したこの機会に一気読みしてみてください。以上、久田和弘がお届けしました。また次回お会いしましょう!