こんにちは、久田和弘です(^^)
みつみの人間性に大きな影響を受けたであろうクラスメイトのひとり、志摩聡介。彼とは偶然入学式の日に出会い、沢山助けてもらい、恩を感じていたみつみでしたが、思わぬ聡介からの「友達になろう」発言をそのまま素直に受け止め喜ぶも、かえって周囲から注目の的となってしまう……。
それはさておき、当の聡介といえば、みつみに対し最初は「おもしろそうな玩具発見」程度の軽いノリでしたが、一方で「やっぱ楽しまなくちゃ、高校生活」という何気ないひと言からは不思議な重みを感じます。「高校生活を楽しむ」なんて当たり前のことですし、彼のように一見人当たりが良いイケメンなら、それこそ色んな方面でやりたい放題しても場合によっては誰も責められない可能性だってある(イヤ絶対駄目だけども……)。
なのに、敢えて確認するように「楽しまなくちゃ」と口にするのは、「楽しめない事情」があるからでしょうか?きっと思うように楽しめないよなぁと半ば諦めモードで遅刻して向かった入学式で、偶然道に迷って困っているみつみに出会い、一緒に高校に向かううちに彼女のひたむきさに触れ、ふと「なんか面白そうな子がいるから、この子と一緒にいたら、高校生活を諦めずに楽しめるかもしれない」と気持ちが前向きに変化したのかもしれません。
けれど、都合の悪いことばかり起きるのが青春というもので、聡介にとってみつみと一緒にいることは、足掻き、もがき、隣で笑っている彼女に嫉妬し、グチャグチャの感情と向き合いつづけることでもあったのです。
