こんにちは、久田和弘です(^^)
前回は「天国大魔境」において物語の担い手であるマルとキルコについてザックリご紹介しました!
このふたりが荒廃した世界のなかですこしずつ謎を解き明かすことで、もうひとつの世界線に張り巡らされたフラグが次々に回収されていく、まさに「アハ体験」ができるのもこの作品の魅力といえるのでは…。
では、もうひとつの世界線、「学園」で暮らす子どもたちについて今回は書いていきます!
外は地獄、中は天国??「学園」で暮らす子どもたち
「学園で暮らす子どもたち」が登場するのは物語冒頭からです。ページ上には白い壁と自然豊かな環境でたのしそうに遊ぶ子どもらの姿が描かれています。それはまさにユートピアのようです。
ページをめくると数名の名前が出てきます。
- タラオ
- トキオ
- ミミヒメ
- アンズ
- コナ
不思議なのは、彼らの性別が判別しない点です。通常、服装や名前などで性別が読者に明確に伝わるよう描き分けがされているものですが、それが意図的に曖昧にされています。
例えば以下のように、です。
- セーラー服のようなズボンタイプの制服
- 学園内にいる子どもらは未発達な年代しかいないためか身体の性差が明確に描かれていない
- ミミヒメやアンズのように、一見見た目や名前が少女らしくとも、一人称が「僕」のため性別が判別不可能
たしかに現実でも、「性別が曖昧な時期」は誰でもいちどは通るものですが、まるでユートピアのような学園はどこか閉鎖的で、制服を着た子どもらがそこに属する者であり、更に性差が明確で無いというのは、一種の不気味さを感じてしまいます…。
