いつだったかな?ある人に「このままだと〇〇さんに負けるよ!」と言われた時に、勝ち負けなんてあるのかな?という不思議な気持ちと変な焦りを感じたのを覚えてます。
焦りというのは追い付かれる追い抜かれるという焦りではなく、比べられてるんだという気持ちに近かった。
例えて言うならこうだ。
私は道を歩きながら風を感じたり、脇に咲く花を見つけて喜んだり、犬の糞を踏まないように気をつけたりw
そんな時突然誰かがやってきて「あなた、負けてますよ」と言ったら、「え?私は誰とも競争してないです」「いや、後で走ってきてる人があなたを追い越しそうですし、前の人はもうあなたが追い付けないくらい前にいますよ」
と声を掛けてきた。そんな感覚。
男性はきっといつも何かと戦って生きているから守るために戦うこともあるだろうし、陣取り合戦では勝たないといけないから勝つことへのこだわりが強くなるのは理解出来る。
でも女性はどうなんでしょう?
そもそも私たち戦いたいのかな?
戦うなら負けたくはないかもしれないけど、勝ちたいとも思っていない気がします。強いて言えばそういうの全部終わらせたいと思ってない?
だからあの時の私が感じた違和感は「私が負けるわけないじゃない!」という気持ちからなのです。
戦う気もないし勝ち負けで決着をつける気はさらさらないけれど、どちらにしても負けるわけないのは、私が私でいることは私にしかできないことだから。
つまり、あなたがあなたでいることとくらべられないのだから、お互い勝ち負けとかない。
どうしたって比べようがないのです。
もちろん成績も足の速さも比べようとすれば比べられますし、教育課程ではそれが当たり前になされてきたから比べて当然の世界にいますよね。
確かに笑顔が多い人と少ない人、挨拶が気持ちいい人とそうでない人、レスポンスが早い人と遅い人など意識的にも無意識的にも誰かと比べてる。これらのことは社会性と言う意味で身につければ自分のスキルも上がっていくから心掛けると自分にプラスになる。勝ち負けでもない。
本当にちゃんと自分を見つめて生きないといつも誰かの存在が付きまとう。
本当に本当に私たちって比べられるものなんでしょうかね?
そして、私は負けない!
自分が描いた自分に到達するまでは自分に負けない。
これまたなかなか今の私には大変な試練なんだけれども。
今日の夕方の空は優しく暗い落ち着いた色でした。