実は演奏会の最終会計報告を出すべく、まだまだ活動中…。
あと、もう少し!!!
それが終われば、音源や映像関連に会計バトンタッチ可、なのですが、、なかなか自分の『本業』(といっても、実は自分、弾いてばっかりなんですけど…)と同時進行で物事行うのは難しいものです。
さて。
アンケートご紹介第二弾。
ズバリ、本題。
演奏会の聴き映えに関してです。
★ベートーベン第五番『運命』★
・期待以上に良かったと思います。
・出だしがスローテンポで歯切れ悪かった。
・尻上がりに調子が上がりよくなりました。
・ホルンに安定感を。ズレが気になりました。
・一番緊張するところでオジサンのくしゃみとか!!!
・河上隆介の第五、いいですね~
・もっと力強さが欲しかった。
・重い。
・ホルンがイマイチそのもの。
なかなか、率直で忌憚なき御意見多数で喜ばしい限りですね(苦笑)
個人的には、
『そこでくしゃみとか!!!せめて口塞げや!!!

くらいには感じました。
…が、まぁそれは置いといて。
うまい下手はありますが、それを個人でどう感じるか、そこがアマオケの魅力であり、難しさでもあると思います。
・どうぜ自分はこの程度だから
・善処したからいいじゃない
・もっとやれることがあったかもしれない
・自分の失敗はオケ全体の失敗
この四つの考え方に合わせてメンバー募集するだけでも、最低四団体は出来るはずです。
実際、このように上手く割り切って、似通った思想のメンバーが集えば特に問題も起こりません。本当に考え方が同じで、仲良くやれば済みます。
しかし問題は、さまざまな価値観を持った人間が一同に会した場合。いや、殆どの団体でこの問題は発生しているのではないでしょうか?
…この場合は、必然的にレベル落ちます。どんなにうまい人、意識の高い人がいても、『アマチュアだから』という言葉を盾に、余程のことがない限りレベルは下に引きずられます。
ご記入いただいたアンケートの一部にも『オケで演奏できるレベルは?』というものがありましたが、そのお答えがこれにあたります。
『演奏そのもののレベルの話だよ!!!』
と仰りたい方もいるやもしれませんが、、これが今回提示出来る答えです。
『演奏のレベルではなく、意識の持ち方レベル。』
私は自分のパートメンバーに必ず言います。
『ポジションとボウイングは、極力その音楽の空気にあうものを。E線ファーストポジションなんて、その場で出来るものは、本番当日どうしても出来なかった場合のみ、逃げでもその場で出来るでしょ?』
上手い下手ではなく、その音楽を丁寧に理解しよう、創りあげようとする姿勢をとるだけで、必ず音は化けます。
私は、それこそが上達のポイントになると思いますし、実際、そうしてこられた方は中途半端な、自称『弾ける』という経験者の方よりよほど音楽的な演奏をなさいます。
今回の弦メンバーには、幼少時から専門教育を受けたものもおりますが、大人になってから楽器に触れた、いわゆる『レイトスターター』と呼ばれる方も沢山いらっしゃいました。
しかし、皆様はそれにお気づきになられたでしょうか…?
特にショスタコーヴィチに目立った、
『繊細な表現をとても豊かにしていた』
との御評価は、メンバー個人のレベルは関係なく、皆が揃って高い意識で音楽を奏でたことの何よりの証明だと私は捉えています。
演奏の出来の話、少し熱く語りすぎてしまいましたね…。
が、しかし、結局はそういうこと。
一見、どれだけ弾けていても、そこに何の感性も工夫もなければ、ただ力一杯音を並べたてたというだけのお話です。それが、オーケストラで演奏出来るレベルかどうか。
あとは、皆様のお考えにお任せします。