それって本当に病気?陰陽五行説で考えて…… | 日々、感じる事。中医学を学んで…

日々、感じる事。中医学を学んで…

現代医学(西洋医学)から脱却して中医学を学んでから色んな真実を知って「知らなきゃ良かった」と思う日々です( ; ; )

 

 私が「中医学」を学び始めた頃、色んな中医師(中国人・台湾人)や漢方薬剤師(日本人・在日)に出逢いました。煎じ薬と鍼灸だけで不調を治す中医師、眼中の経穴(ツボ)へ鍼を打つだけで五臓六腑を整える中医師、推ナ(按摩)マッサージで経絡を整えて不調を緩和させる整体師、独自で開発した漢方アロマで術後ケア・癌治療をする先生など、悲しい経験も有りました。「漢方専門医」と謳いながら西洋の薬と共に処方する医師、「漢方薬局」と謳いながら自分は西洋の薬💊を服用している薬剤師など「ガッカリ」する事も度々ありました。

 

 陰陽とは⁉️

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一年を通して季節が有ります。春分を境に「陽」が始まり夏至で「極陽」となり秋分を境に「陰」が始まり冬至で「極陰」となり………陽の性質は外へ外へと伸びて行きます。春分から自然界の草木は成長します。夏至から陰の性質へ。陰の性質は内へ内へと向かって行きます。秋分から自然界の草木は枯れて降下します。冬至から陽の性質へ。←エッ⁉️欧州は違うよ💦中医学=東洋(黄色人種)医学なので白人や黒人の世界は知らんッ‼️

 

 五行説って⁉️

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 人の身体は「五」で成り立っている臓器・器官が多くみられます。5本の指(五指)五味・五感など自然界と深く関わっています。

木=上へと伸びる性質=気=肝=酸味

火=炎の様に熱い性質=血=心=苦味

土=蓄える性質・栄養=脾=甘味

金=硬い性質・変化さす性質=肺=辛味

水=冷たい・冷ます性質=津液(血液以外の体液)・潤い=腎=塩からい

 

 五臓(肝・心・脾・肺・腎)がそれぞれの役割を果たしてお互いを助け合っている=自己治癒力が円滑に促されている状態です→相性

 でも過労・睡眠不足・ストレス(緊張感)・暴飲暴食・化学物質(添加物・薬・サプリなど)の過剰摂取などでバランスを崩す(相剋)と💦

 

 木剋土=木(肝)が盛んになり土(脾)を欲しがる事で土(脾)が枯れる。→ストレス(緊張感)により暴飲暴食や摂食障害に。

 土剋水=土(脾)が盛んになり水(腎)を禦ぎ止める。→暴飲暴食で浮腫む。

 水剋火=水(腎)が溢れて火(心)を消す。→浮腫むが慢性化して心疾患・動悸など。

 火剋金=火(心)が盛んになり金(肺)に燃え移る。→血圧が上昇して呼吸困難に。

 金剋木=金(肺)が変化し研ぎ澄まされ木(肝)を切る。→呼吸が激しくなり(過換気症候群)痙攣(筋の収縮作用が乱れる)が起こる。

 

 

 更に不調が長期に渡って来ると病気を発症します(相侮)。

 五臓がお互いを侮ってしまう=一方が強くなり過ぎて一方を攻めてしまう。

 木侮金=木(肝)が盛んになり(肝火)その熱が上へと上昇し金(肺)へと(犯肺)→肝火犯肺=緊張すると呼吸が浅くなる。長時間、継続すると失神します。

 火侮水=火(心)が盛んになり水(腎)を枯らしてしまう→心火独亢・心腎不交→心筋梗塞ですね。腎水(潤い・ホルモン)が過労・心労により枯れているので火(心)を消せない状態です。

 土侮木=土(脾)が盛んになり木(肝)を枯らしてしまう→肝は気血を造り出す臓器です。栄養過多になると疲れます。暴飲暴食で湿気が体内にこもり(1日に水を2L飲もう‼️)脇腹が張ってしまう→脾虚内湿→血虚肝鬱=木(肝)が根腐れします。水太り・肥満・低体温・低血圧(血圧を計る度に差が激しい)。

 金侮火=金(肺)が盛んになり火(心)を消す。中医学では呼吸、酸素を取り入れるのは腎気と捉えています。腎気で身体中を掃除して肺気で二酸化炭素を排出すると。金(肺)が強くなると酸欠になります😷😷😷😷😷肺に熱がこもり心へと移ります。苦しいでしょうね💦

 水侮土=水(腎)が盛んになり土(脾)が土砂崩れします。水(湿気)が脾・胃へと溢れ出し食欲不振・吐き気・尿量減少・浮腫みへと(土不制水)。二日酔いで済めば良いですけど(−_−;)糖尿・痛風へ、膝の痛み・膝下の痙攣・脚の浮腫み・脚指先の違和感を感じる様になります。

 

 相剋の症状は「未病」です。チョットした自宅ケアや漢方薬←ここ大切‼️本当に自分の不調に合った漢方薬でしたら直ぐに緩和します。ネットなどで検索して「コレかなぁ」では緩和しません。

 相侮の症状が「病気」です。信用出来る「漢方医」「漢方薬局」に相談してください。

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