エクストリーム⑦ | コマオオフィシャルブログ

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結論から言えば好きにしなさいと言うことになる。

チェックポイントの軽食をいただいた私とSは、10分ほどの休憩と持参のアミノ酸を摂取して出発した。


楽勝すぎる。


だが、Tとの差はあまり縮まっていない。


少々焦りもあったが、ちょうど水が無くなったのでローソンさんに寄らせてもらった。


この後の道程、コンビニと言えばローソン!となる。


しかし、第一のローソンで私は取り返しのつかない失態を犯す。


水分と一緒にSがおやつのパンケーキを食べていたので、私も何となく大福的なやつを食べたくなった。


いつ振り返ってもこれが原因と言い切れる。


この後、私は人生最大の腹痛と戦うことになる。


栄養補給した我々は再び歩き始めた。


全てはTに追いつくために。


さすがに足に疲労が見えはじめる。


思えば練習でも5km以上歩いていなかった。


つまり、今の私にとってはその一歩が全て自己ベスト更新なのだ。


そんな気持ちで歩く事をやめなかった。


さて明石市に入る。


明石は私にとって釣りのホームである。


予定ではここらから大蔵海岸まで、嫌がるSに釣りの話をしまくるつもりでいた。


でも、あれ、何だかお腹がおかしいような。


気のせいにしようと思いながら歩く。


そして海沿いの遊歩道が続く。


本来なら車もなく、歩くのに最も快適な行程のはずだ。


でも、やはり、これはお腹がおかしい。


だんだん冷汗が出てくる。


これはすぐに出さねば取り返しがつかないことになるぞ。


海沿いの遊歩道は果てしなく続く。


遠くに明石海峡大橋が見える。


Sが楽しそうだ。


私はお腹が痛い。


Sに現状を伝え、大分ペースを落としてもらう。


何なら先に行けという状態だった。


コンビニはもちろん、公衆トイレもない。


野良犬であればその辺で。


これはリタイアか、と本気で考えた。


明石海峡大橋の大きさはそのままで、まるで蜃気楼のようだった。


歩いても歩いても前に進んでいる気がしない。


Sの声かけが頼りだった。


ガンガン抜いていった他の参加者にも抜かれ始め、本当に危機的な状況だった。


ようやく海沿いが終わり、西明石駅へ向かうように係の者が促す。


あと少しで第二チェックポイントの上ケ池公園だ。


足も痛いはずだが、それよりもお腹が痛かった。


チェックポイントに着くなりトイレに駆け込んだことは言うまでもない。


本当に危なかった。


私がトイレに篭っている間、Sは軽食を食べていた。


私は行列に並ぶ余裕もなく、腹痛の再来も怖かったため、Sが事前にくれたスポーツ羊羹を半分だけ食した。


腹痛は消えたが、足の痛みがはっきりし、座ることも立つこともしんどくなってきた。


それに身体が震え始めた。


気付けば日は落ちていた。


ここから人生で最も長い夜が始まる。


Sも足に違和感があり、テーピング等で治療をしていた。


私とSはヘッドライトを装着し、係の者に楽勝と伝え神戸を目指した。