誰もいないコマオが休日の昼間に神社で文庫本を読むには理由がある。嫁の健診に付き添ったが、産院の駐車場がいっぱいで入れなかったり、民間のパーキングに停めて産院に入ったら待合室が人で溢れていたからだ。そして、近くの神社は人気がなく、新しめのベンチがあり、屋根で日陰ができているからだ。コマオはもうしばらく、日陰で嫁を待つ。