夜勤明けのコマオは昼礼に参加し、いったん寝床へ戻り仮眠をとり、再び夕方の会議に出席した。
さぞかし身体がお疲れだろうとお思いだろうが、そんなことはない。
ナチュラルハイである。
会議から帰宅したコマオは郵便受けからお便りをとる。
すると愛すべきクラブから今シーズンの年間パスが届いていた。
ハイな気分のコマオは更にハイになり、わくわくしてきた。
毎年たいして違いはないが、今年もパスについての注意事項を読み、ファンクラブの特典を確認し、年間パスをストラップに装着した。
果たして今年は何試合ホームを訪ねることができるだろう。
リーグは最初から大切な試合がある。
アジアとの戦いも決して負けるわけにはいかない。
愛すべきクラブは国内も海外もライバルだらけである。
妊娠中の嫁もある。
嫁もゴール裏で応援するサポーターなのだが、やはり、ゴール裏の激しい応援はお腹にちょっと厳しい。
コマオだけがお楽しみに出掛けるわけにもいかず、今年は現地での応援を控えなければならないかもしれない。
できるだけ、許されるだけホームに駆けつける。
関東へ引っ越した嫁の友人を訪ねる名目でアウェイにもできたら行く。
コマオは決意する。