コマオは時々思い出にふける③ | コマオオフィシャルブログ

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結論から言えば好きにしなさいと言うことになる。

マーレ観光はスピードボートで海を渡る。

13時に集合したが、他のお客さんが思いきり遅れており、出発は30分遅刻であった。

ここで日本人の律儀な性格がでてしまう。


ボートは海を疾走し、40分ほどかけてマーレに到着した。

1組、1組にそれぞれに現地の方のガイドが付き添い、マーレを案内する段取りとなる。

コマオらにはシェインというモルディブ人ガイドが担当となった。

シェインはコマオと同じくらいの小柄で痩せた32歳、日本語のほかにイタリア語もできる人だった。


到着と同時にガイドの紹介とココナッツジュースを頂きながら、マーレのざっとした説明を受ける。

これから案内されるのは大統領のオフィス、官邸、モルディブの墓地、モスク、マーケット、いわゆる漁協、警察署、お土産屋さんと言われた。

他にも行きたい所があればリクエストして下さいと、シェインは笑顔だった。

ただし、軍の施設や艦艇は絶対に写真に撮らないように注意を受けた。


マーレのガイドは写真撮影に長けており、シェインもコマオの一眼レフを巧みに使いこなした。

そして、少しでも構図に合わないと撮り直しをするという徹底ぶりであった。

ひと通りガイドと写真を楽しみ、休憩にシェイン行きつけのカフェを訪ねる。

コマオらはアイスコーヒーを注文するが、コーヒー牛乳のようにとても甘い。

シェインによるとモルディブの人は甘いのが大好きらしい。


カフェで次の行き先を相談する。

コマオらは事前に得ていた情報で、日本人の経営するお土産屋さんに行きたいと申し出たが、シェインによるとその店はもう閉店したとの事だった。

シェインはお土産なら僕の知っているお店があるよ、と連れて行ってくれた。


店に着くなりシェインはお祈りの時間だからちょっと席を外すよと言って出て行った。

宗教上の問題かとコマオはのんきに思うが、店内は同じリゾートから来た人ばかりである。

これははめられていると直感するが、何でも体験だとも思う。


モルディブでの買い物はざっとしている。

まず、店内では店内のガイドがそれぞれに付き添う。

一つひとつの商品に値段は気にせず、とにかく欲しい物をかごに入れて回る。

レジで店員と値段を交渉する。

ディスカウントで値が張れば商品を減らすなり、減額を要望するなり、テクニックが求められる。


特に目を見張る商品はないが、旅行気分が購買欲を高めていた。

コマオらは紅茶、チョコレート、アロマキャンドル、アルバム、サメの歯の民芸品、硝子細工などをかごに入れた。

定価で413$。

ここからディスカウントが始まる。

コマオはまず350$を希望した。

それでも日本の物価を考えると高すぎるが、その時はなんとも思わない。

店長は難色を示す。


「これでは僕らは破産してしまう。間をとって365$はどうだい?」


コマオはその白々しいシナリオに少し飽きていたので、ちょっとおまけをしてもらい承諾した。

数分後、いわゆるお祈りから帰ってきたシェインと合流し、時間があるのでレストランへ行こうと提案された。

コマオらはお昼をまともに食べていないのでライスカリーを注文する。

タコのカリーでとても美味しかった。


あとはシェインと雑談である。

モルディブの人はフットボールが大好きだと言う。

前日、インドとモルディブの代表戦があり、0-0のPK戦で負けたと悔しがっていた。

W杯予選で韓国と引き分けた試合は涙が出たらしい。

コマオは無理矢理愛すべきクラブの話に持っていくが、クラブにはあまり興味がない様子だった。

ただ、レッズのことは知っていたし、愛すべきクラブがマンチェスターUと試合をしたことも知っていた。

やっぱりACLは効果がある。


最後に船着場でコマオと嫁がシェインを挟み3ショットで記念撮影をする。

簡単なアンケートに答え、ボートに乗り込んだ。

シェインとの出会いがこの旅のまた一つ大きな思い出を残すことになる。


ボートはリゾートへ向かう。

トワイライトが水面にきらきらと反射する。

途中、イルカを発見し、コマオと嫁はたいへん喜んだ。

しかし、喜びもつかの間である。


小腹を埋めるために食したライスカリーが予想以上に重く、コマオらは満腹であった。

2時間後にはフシカフェでバーベキューがある。

何とかお腹を空かそうとジムで運動するが、余計に気持ち悪くなり、キャンセルを申し出た。

ジョイさんごめんなさいとコマオらは心の中で謝りながら、フルーツを夕食とした。