午前7時、コマオの休日は早い。
起床したコマオは嫁の眠る布団を一人抜け出し、トーストとコーヒーで朝食を済まし、整容と更衣をしてマイカーに乗車した。
嫁は夜勤なので起こさないように、起こさないように十分気をつける。
もちろん、月曜日は燃やさないゴミの日なので、空き缶、空き瓶などを収集場所に出しておいた。
本日は介護支援専門員の実務研修である。
9時半の会場入りに向け、マイカーは走る。
普段なら決してこの時間に通る必要のない道を使うので、渋滞予測ができない。
少し時間がおしていると思われたが、何とか目標の15分前には到着したのでコマオはホッと一息ついた。
会場ではすでに多くの研修生たちが席に着き、事前に配布されたお手元の資料に目を通していた。
あらかじめ5,6人のグループが20班くらいに分別され、コマオは男だらけの班にちょこんと腰を下ろした。
「おはようございます」
コマオは営業的なスマイルでお先の方々に挨拶した。
研修は午前中に講義、午後に個人とグループワークという形であった。
知らないもの同士、お互いに気を遣いながら事例検討をし、今後もよろしくと言って解散した。
彼らとはあと4回ほど対面する。
今月、コマオは今回を含めて研修だけで4回、7日間を費やす。
今週末は京都で第1回アジア慢性期医療学会が行われる。
午前9時に京都国際会館ということは、コマオは5時起きであろう。
13日は夜勤明けの次の日、14日はわけあって有給である。
コマオはつらい。
ただ、久しぶりの京都行きに胸が高鳴るのも事実である。
同僚を連れて思い出の場所、木屋町界隈を闊歩したい。
それどころか三条京阪の土下座像で集合したい。