先日のお誕生日会。
母は兄妹たちに自分の趣味のものをくれました
母の趣味は造幣局が発行する記念硬貨の収集です。
兄が結婚するときに海賊が持っている宝箱みたいなものを持ってきて中から金貨を取り出したときに兄妹初めて母の趣味を知りました。
(この時兄に渡したのは昭和天皇在位60周年を記念する金貨)
コツコツ自分の給料からいつか価値を生み出すであろう記念硬貨を買い集めていた母。
子どもたちが結婚したらその中でも価値のあるものを渡そうとしていたのか、兄妹が結婚したり孫が生まれたときに集めた金貨を「いつかお金に困ったら換金しなさい」と言ってお祝いに渡していました。
(私は平成天皇在位30年記念金貨、娘が生まれたときには沖縄返還50周年の記念金貨をもらいました)
そんな母は金貨だけでなく銀貨や硬貨も集めていたらしく、、
先日のお誕生日会で再び海賊みたいな宝箱を出してきて、中身を兄妹に分配する、といって箱の中から記念硬貨を取り出し始めました。
予想よりも多い数、、、。
仕事辞めたあとはどうやって買い集めてたのかな?という疑問はさておき、30種ほどの記念硬貨の争奪戦が4人兄妹で始まりました
これは価値あるものを絶対もらいたい!!!と気合を入れる私を尻目に上の姉は早々に「私、、いらないかな。価値わからないし、この前もらったので十分だよ」と戦線を離脱しました。
3人で山分けするこになった記念硬貨。
それぞれほしいものを順番に取っていきます。
価値あるもの!!どれ?
記念硬貨はエヴァンゲリオンやワンピースに仮面ライダーなどのキャラクターものや東京オリンピックの競技のもの、都道府県のものまであってもはやどれが価値あるか全然わからない、、、。
スマホでの検索禁止だったので、私は好きなワンピースやオリンピック競技のものを中心に手に取りました。
当初の意気込みはどこへやら。
順番に取っていくうちに「よくわかんないね」「たぶん子供たちにいくからその時売るかあげるかしてもらえばいいか」と口々に言って山分けは早々に終了しました。
そう、結局のところみんな価値がわからないからとりあえず知っているものを取っていく感じ。
ふと、、これも母なりの終活なのかな?と思いました。
分け合っているときに母が「みんなのみている前で平等にわけあえば喧嘩しないでしょ」と言っていました。
確かに。
今は仲良くわいわいやってる兄妹でもそのうち骨肉の争いとかするのかしら?
それはちょっと嫌だな。
母からは常々「◯美が欲を出さなければ丸く収まるからね」と言われるぐらい、私はがめつい性格です
(今回の投稿で片鱗垣間見えたと思います)
今回の記念硬貨分配でも出てしまったな、、と硬貨を手にしながら反省しつつ、この硬貨は娘にあげて将来何かあったときに使うように伝えたいと思います。
(何も起こらないのが一番)
戦利品の一部