元MRのマキムラさん(再) -5ページ目

元MRのマキムラさん(再)

ポカリは飲み過ぎて嫌いになった。今はゆっくりお茶がいい。
気が向いたので、ブログ再出発。
LINE ID : 18hole58

そういえば、今でも思い出すことがある。
思い出しては罪悪感を感じることがある。

MRのとき、好きな薬があったんです。
わかりやすく「A」としましょう。

「A」を売っていて楽しかったのを記憶しています。
もちろん、嫌いな薬、使用について疑問を感じる薬よりも勢力的にやっていました。
その分売れていました。

何事もそうだと思いますが、好きこそものの上手なれですね。

で、目標は余裕でクリアしていましたが、会社はそれで満足することはありません。
いつもの通り売れる薬はもっと売れ、売れない他の薬は薬は何やってんの? でした。

もちろん好きで楽しく頑張れていたとはいえ、
頑張れば必ず成功する程、仕事はそんなに甘くはありません。

「A」も、苦労している施設がもちろんありました。

朝訪問して、昼訪問して、夜訪問して、説明会して・・・。
中々うまくいきません。

そのうち、他の科の先生が採用はしてくれました。

でも、狙っている産婦人科の先生は使ってくれませんでした。

もう一度説明会して、海外の論文をお持ちして、ほかの先生の使い方を紹介して・・・。
肩を落として病院をでる日々が続きました。

他の施設ではそれなりに結果を出して、全体としての目標をクリアしているはずなのに、
会社からはその施設で売れないことばかりを責められていました。


困った困った。
困った困った困ったと言い続けていたある日、

産婦人科の先生に顔を合わせたとき「2人使ったよ!」の一言。

努力が結ばれた瞬間!と思いきや、

「胎児のどうのこうの、発育うんぬんかんぬん・・・だったよね?」


違ーう!「だったよね?」じゃない!
そんな使い方をお願いしたことはない!

でも、そのとき僕の口から出た言葉は
「はい、ありがとうございます。」でした。

本来なら いや、その使い方は違いますとはっきり言うべきでした。

処方してもらったことで舞い上がってしまった
 +
自分が会議で部長からギャーギャー言われるのが嫌すぎて、

赤ちゃんのことには全然頭が回ってませんでした。

催奇形性はないので大丈夫なんだけど、赤ちゃん大丈夫だったかなぁ。

僕の後悔です。

やっぱり業績に追われて仕事してたらダメだなぁ。

人に信頼されるには、
金の得をしない仕事をしなきゃだめだと思う。

よく目にする女性管理職の躍進!みたいな特集。

正直、おもしろくも何ともない記事。


ファイザーの山田執行役員

→週3残業で、週2飲み会


武田の岡本学術部長

→20:30帰宅、終便の帰りも少なくない


MSDの吉成ディレクター

→週1ジム、月1華道、月3クラリネット、月1飲み会


うーん。。。

この人たち旦那は?子供は?


いないんじゃないかなぁ~?


両方いない。

共働き子無し。

専業主夫の旦那がいる。


くらいじゃないと無理な働き方ではないでしょうか。


だから、こういうスーパーウーマンたちを例にとって、

女性も管理職へ!って騒ぐのは間違えてる。



○○製薬の管理職!

旦那あり!子供2人!ちゃんと帰って家事も分担!

っていう人を本当は紹介して賞賛するべきなんですよね。

まぁ、いないから無理でしょうけど。


どの会社でも、女性の偉い人はいます。

女性だから偉くなったんじゃなくて、その人が優秀だから偉くなっただけです。


優秀であり、かつ、仕事に一途に没頭してこられた結果です。


幸せそうかどうかは個人の価値観です。

仕事が大好きならきっと幸せでしょう。


今、出世しているのは男性の人が多いのは事実。

でもそれは、男性の方が女性より優秀っていうわけではありません。


女性の方が、子供とか仕事よりも大切なものを見つけられて幸せだということ。

男性の方が、仕事から逃れられないってこと。


そして僕は仕事しなくても楽に生きられるならいつでも辞めるってこと。



仕事を頑張ることはもちろん大切なことだ。


でも、それが目標になってはいけない。

人生の目的は仕事ではないから。


一番大切なのは自分の人生の幸せに向かって歩むこと。


仕事はお金を稼ぐその手段に過ぎないので、

お金を稼ぐという目的が果たせるなら、何の仕事をしてもいいと思う。

1つの仕事に執着する義務はない。



今やっている仕事を頑張ったその先に自分の望む幸せがあるのか。

今している努力は自分の理想の人生に繋がっているのか。


そうじゃないなら、さっさと繋がっている道に乗り換えないと

後々取り返しがつかなくなっちゃうんじゃない?


僕も、道を乗り換えるため転職情報にアンテナを張っているが、

さすがに周りには秘密だ・・・。

日刊薬業なんかを読むと、

「製薬企業では、女性の処遇改善や再就職を支援する施策が、内資、外資を問わず確実に広がってきている。」と、ありますが自発的にってわけじゃないでしょうね。

世間の目、企業イメージを気にして仕方がなくそうやっていると思います。


男尊女卑をするつもりはまったくない。優秀で敵わない女性も沢山いる。

しかし、会社として欲しいのは計算できる労働力なので、
大量採用していく上で、寿退社したり、妊娠出産などで長期に休むことがある女性は、

男に比べて計算しづらいのは事実だ。
もちろん男が全員計算できるかと言われればそうではないが・・・あくまで一般論として。


ただ、女性のそれは悪いとかいうことじゃなくて、仕方のないこと。

みんな母親から生まれてきたんですから。

経営者の個人的感情としては・・・だが、世の中の流れ的に・・・という感じだと思う。


話を戻すと、女性の処遇改善に対する施策は

賃金に関するものと、時間に関するもの大きく2つに分けられるのではないでしょうか。


産前・産後の給料100%支給、産後も賞与は100%支給などが前者。
時短勤務、シフト勤務、在宅勤務が後者。


完全に無意味な対症療法だと思うんですよね。

対症療法ってどうしても恩恵を受ける人恩恵を受けない人が生まれる。しかも差が激しい。
異性間や同性間での不公平感が高まるだけで何のいいこともない。


一体なぜ、こんなに優遇措置が必要なのか?

普段の仕事が異常なほどクソめちゃくちゃ忙しいからでしょ。


普段は定時に帰れないからほど仕事を押し付けてるから、
シフト勤務が必要なんでしょ。


プライベートが崩壊するほどの仕事を1人に振り分けてるから、
時短勤務が必要なんでしょ。


普段の仕事をもっと楽にしてあげたらここまでの優遇処置はいらないんじゃないでしょうか。
これこそ根治療法だと思うんですがね。


楽にしてあげるっていいますか、

会社が募集要項で発表している 9-17時 っていう勤務時間を守るだけで済む話なんですけどね。


仕事が楽になる分には誰もが喜ぶことで、不公平感もない。


実際、女性はいいなぁと思っている男性は多いですよ。

女性の耳には入らないように話してることも多いですよ。

でも、それって普段キツくて余裕がないから嫉妬しちゃうんです。
普段の生活に不満がなければ、他人がどうあってもそこまで何も思いません。


いつまでも、ジャパニーズサラリーマンはいませんので、労働形態も変わっていくことを願います。


もう、みんなが盲目的に会社のために働く時代は過ぎていると思います。

簡単に手に入る転職情報も充実しており、
しっかりとした準備と、動くやる気さえあれば、より良い条件のところに移れるはずです。


確かに雇っている側、雇われている側の立場の違いはあるけど、
もう少し「社員は宝」だと思って欲しい。

今の企業の社員の扱いは宝の扱い方じゃないもの。


製薬企業にみたいに大きい会社になればなるほど、
「労働力はいくらでも変わりがいる。捨ててもまた勝手に入ってくる。」

と、思ってそうで嫌なんだよなぁ。

常々疑問。いまだに疑問。


MRの賃金形態って法律違反じゃないんですか??

激務の中で、ここが一番納得いかなかったことかもしれません。

毎日退社時間をノートにつけてたので、過去に遡って賃金を取り返してやろうかと思ってた。

(めんどくさくてやらずに期限切れ・・・。)


どうやら、MRのときは「みなし労働」という形態で働かされていたようなんですが・・・


みなし労働とは一体なんなんだ?


労働者.net さんのページにみなし労働についてわかりやすく書いてました。

↓↓↓


**************************************


「この仕事には大体○○時間くらい必要だから、細かい労働時間の計算はおいといて、

1日あたり8時間働いた事とみなしましょう」 と、いうのがみなし労働時間制という制度です。


みなし労働時間制が適用されるのは大きく分けると事業場外労働と裁量労働という2つのケースです。


・事業場外労働とは(MRはこれに当たりますね。)


例えば一日の大半を客先回りなどに費やす営業マンの場合、

会社や上司の目の届かないところで労働しているわけですから、

労働時間を正確にカウントする事が困難です。


このように事業所外で仕事の直接的な命令・監督を受けずに働く場合は

みなし労働時間制で予め決められた所定労働時間働いたと「みなす」事ができます。


ただし、事業外労働であっても、

仕事の進行を指揮・監督する立場の上司などが同行したり、

あらかじめ行き先や業務内容などを具体的に指示されている場合、

携帯電話などで命令を受けながら働く場合は、この制度は適用できません。


みなし労働時間制の場合、あらかじめ「○○時間働いたとみなす」わけですから、

基本的には残業時間は「みなした」時間に含まれていることになります。


例えば定時出社・退社だと月に160時間労働になり、

これを180時間働いたとみなす場合、20時間分の残業代が含まれていることになるので、

会社は労働時間が180時間までの労働者には残業代を支払わなくても良い事になります。


ただし、労働者がみなした時間以上働いた場合は

やはりその時間に対して残業代支払いの義務があるので、

会社は労働時間の管理をしなくてよいという事にはなりません。


会社との契約上の休日や深夜に関しては、もともと労働時間として想定されていない時間です。

このため、みなし労働時間制を採用していても、休日労働・深夜残業の割り増し賃金は追加で支払う必要があります。


労働基準法第38条による。


**************************************


労働者向けのサイトなので、労働者寄りに書いてあるとは思うけども、
これが正しければ MRはやっぱりみなし労働じゃないですよ。

もしくは、みなされた時間以上に働いてるよ!!


行動予定は提出されられて、どこに行くかの指示をされていたし、携帯電話は普通になるし。


それに、夜もめっちゃくちゃ残業してたのにどこが8時間のみなし労働なんですか!


僕がいたところは、夜中まで働こうが、徹夜しようがタイムカード(に当たるシステム)は17時で切らされてました。


夜中まで働こうが、徹夜しようがタイムカード(に当たるシステム)は17時で切らされてました。

夜中まで働こうが、徹夜しようがタイムカード(に当たるシステム)は17時で切らされてました。

夜中まで働こうが、徹夜しようがタイムカード(に当たるシステム)は17時で切らされてました。


残業代なんてほとんど出ませんでした。

日曜日に仕事の指示する癖に、時間外手当は出ませんでした。


もちろん、僕は簡単に会社辞めちゃうようなMRだったので、

内勤を外勤時間中に行って病院への訪問を減らしてましたけどね。


一日家で資料作ってる日もありましたよ。

内勤も仕事。仕事中に仕事して何が悪い。



やっぱり、MRというか前の会社は結構な勢いで労働基準法違反だよなぁ。


あの頃は腹も立ったけど、我が身かわいさで労働基準局に駆け込むことはできなかった。

今は、まるっきり部外者だもんね。

会社がどうなろうが知ったこっちゃないし。


労働基準局に相談の電話をしてみようかしら?

MRは1日の活動を自分の裁量に任されている。

と、言えば聞こえはいいが実際は会社からほったらかされている。
「基本的に」追及されるのは数字だけ。

要領よく数字が出せる先輩MRはそれでいいんだと思うんです。
会社のしがらみなく自由にできるわけですから。

ただ、多くの若手にはこれが意外と困る。
・・・と、思う。

若手の面倒を見てくれる先輩や上司がいるとは言え、限度があるものです。

やる気に満ち溢れた天才新人揃いならいいのだが、
1年に100人近くも採用していれば、アホな子も沢山入ってくるのが現実。
(これが人事部の責任問題にならんのが腹立たしいが、また別の話。)

だから、若手にはもう何を話していいかわからない先生や、
話すネタがない日ってのが必ず出てくるものだ。

具体的に問題が起きているなら上司も相談に乗ってくれるが、
ルーティーン的に表敬訪問するときに何のネタを話しましょうか?なんて聞けません。

何年やってんだー!なんて怒られちゃったりして?

でも、話すネタなんて簡単に尽きちゃいますよ。
新しい臨床試験の結果なんてそうポコポコ出てこないし。
同じ話何回もして嫌われるくらいなら訪問しない方がいいし。

よくわかんなくなって、適当に形だけ回ってるMRって実はかなり多いと思う。
そんなの楽しくないし結果も出ないから結果サボりMRの出来上がり。


そこで、各製薬会社様。

毎朝メールで、若手MRたちに訪問できるネタを送ってみたらいかがでしょう?

もちろん、今日はこれを話せ!という命令ではなく、
訪問の話題に困ってたら、これを話してみたら?くらいの感じ。
内容は医者が興味を引く論文とか小ネタで。

最後の最後に薬の大事なメッセージを少し言えたらそれでいいじゃんね。
まだまだひよっこの若手にはとても助かるサポートだと思いますよ。




…訪問ネタも自分で探せってか?

社内にいるスタッフは定時でさっさと帰っていくくせに、
遅くまで残業するMRにやれってか?

社内にいるスタッフも全力でMRのサポートに回って欲しい。

あの人たち自分たちばっかり楽そうに働いて僕らに口出すだけじゃなくて、
色々現場の役に立って欲しかったなぁ。

病院には迷惑かもしれないけど、
実際に製薬会社の最前線に立って利益を生んでるのはMRなんだからさ。

前の O から始まる製薬会社はとにかく残業が嫌で辞めた。

当時の私は独身だったが、周りの既婚の先輩が皆、家庭不和を抱える程の残業が嫌で辞めた。
収入を落とさず、残業しなくていいように転職をしたつもりだったが、実は今残業をしている。


任される仕事が増えたことと、冬だけはどうしても忙しい時期なので仕方がない。
でも、MRのときのように陰々滅々と気持ちで残業しているわけではないのです。

そもそもMRのときの残業が死ぬほど嫌いだったのは、その内勤が完全に無駄な作業だったからに尽きる。


部長がもっと上の部長に報告する資料を作るためだけに作らされる資料。

四半期に一度、売れていないことを糾弾されるためだけに作らされる飼料。

現実味のない指示に書類の上だけでも答えるため、嘘を入力する資料。

内勤作業は全部内向きで、無意味なものばかり。
外向きの内勤作業や、売えるようになるために行う内勤業務は一つもなかった。

意味のないことやりがいのないことをやらされていた。
だから、嫌になった。
加えて営業職という身分であるために、どんなに残業して内勤しても賃金が発生することはなかった。

「何の役にも立たない無意味な作業をするただ働き」
だから辞めた。

さて、職が変わったが、今月は異常に忙しくて、実は毎日10時頃に退社している。
正直体はきついが、前に比べて仕事が嫌だとか精神的に腐ってはいない。
やっぱり仕事内容と、制度の違いだと思う。
取り繕うだけの無意味で空っぽな作業と、
やれば進んで、やれば終わって業績になる作業では疲れが全然違う。

それに、前者はサービス残業で、後者は割増賃金での残業だから余計にだ。

つくづく糞な会社に勤めていたと思う。

人の生活をさせてもらえてなかった。
辞めて数年経つが、家庭不和すら生むほどの無意味内勤残業がさらにひどくなっていると聞く。
まぁ、辞めた後のことなのでどうでもいっちゃどうでもいい。
むしろ不思議で仕方がないのは、
他の製薬企業とか、他業界とか、他にもっといいところが沢山あるのに
何故、みんなが転職しないかってこと。
外に目が行かず、外部に逃げて行かないソルジャーを選んでいるっているってことはある意味人事が優秀なのか・・・。


それにしても結果論になるが、辞めることがわかっていたならば、

もっと法律を盾にして部長のいうこと聞かずに賃金の分だけ働いてみたかったなぁ。

開催中の精神神経医学会にて、
「製薬会社の説明会やパンフレットの使い方」というレクチャーを聴講した。

とても面白い内容だったのでシェアしたい。

医師はこう考えているようだ。
MRだったら是非逆手にとって情報提供するべきだと思う。

******************

医師には患者さんをしっかり治療する義務があります。
確実な治療を実践するためには、確実なエビデンスがある治療をしなければいけませんが、
エビデンスというものはどうしても断片的なものであるので、4つのステップでエビデンス自分のものにして欲しいです。

1、自分は今何を疑問に思っているのかをはっきりと定義すること
2、疑問解決のために情報収集すること
3、集めた情報を"批判的"に吟味すること
4、患者に適用すること

1~4の繰り返しで、エビデンスをしっかり自分のものにして日々の診療に生かして欲しいと思います。


さて、医師は情報に触れる機会として製薬会社の説明会があります。
そのときに配られるお弁当は実は2000円~3000円と高価なんです。
少々ぼったくりですね。

お弁当屋さんも相手が製薬会社だと、値段を上げることがあるそうですよ。
ホームページなどをみると「製薬会社向けお弁当」と名のついた商品まであるんです。
製薬会社が買うお弁当という一つの市場ができているのは驚きべきことですね。

心理学的にいうと、食事をごちそうしたり、食事の空間を共有すると相手に好意的になるそうです。

医師に「製薬会社の説明会や、パンフレットについてどう思いますか?」とアンケートすると、
驚くことに、6割~7割の医師が説得力がある、役に立つと回答しているのをみると、
お弁当を振る舞うのはどうやら非常に効果があると言えるでしょう。

似たような話として、処方権のない医学生へボールペンなどのギフトを与えるのを製薬会社が辞めた場合、
その学生が処方権をもったとき、新薬の処方は 1/4 に減ってしまうそうです。
製薬会社の学生へのギフトは一種の刷り込みのような効果があると言えます。

おもしろいアンケートがあって、
製薬会社のお弁当や接待は自分の処方に影響を与えますか?という質問に、
80%の医師が、自分は影響を受けない!と答えるそうです。

しかし、製薬会社のお弁当や接待に自分の同僚の医師は影響を受けてしまいますか?という質問には
80%の医師が、同僚は影響を受けてしまうだろうと答えたとのことです。

ようするにみんなダメだってことなのです。


次に、製薬会社のパンフレットの見方を紹介します。
パンフレットには色々な試験の結果が載っています。

治験はそれは薬剤が承認を受けるために実施されます。
治験以外の大規模試験は、何のためでしょうか?
答えは売るためです。製薬企業は営利企業なので何らかのメリットのために実施するのです。

だから、何らかの試験を紹介されたときは、その試験の存在価値はあるのか?と疑問に思いましょう。

例えば降圧剤。
この薬を使えば血圧が十分下がりますよという結果なら、意味があるでしょう。
しかし、うちの薬は他社の薬より勝ってますという試験ならば、だから何?ということになります。


試験結果を紹介されるときは、大抵グラフもありますね。
グラフを見るための た・ち・つ・て・と を伝授します。

①た たてじくマジック
Aという薬を飲むと有害事象の発生確率が2.7%、Bという薬を飲むと1.8%。
なんと33%も発生確率が下がります!とあなたの目の前のMRさんは言うでしょう。
そのときのグラフの縦軸を見ると、1~3%が縦の目盛りになっています。
確率ってのは0~100%ですよ。
仮に0~100%で表示してしまうと、2.7%と1.8%のグラフはまるで重なった一本のグラフに見えるでしょう。
だから、より強調して見せるために縦軸マジックが使われて見えるのです。

②ち ちっぽけな効果
ポテトチップスの10%増量って具体的に何枚増量に値するかご存知ですが?
10%って結構な増量に思えますよね。しかし、実際は2枚程度の増量なのです。
同じく33%の効果あり!というが、それは相対評価のマジックです。
製薬会社が絶対に行わない絶対評価で見てみましょう。
2.7%→1.8%の効果は、0.9pt減ると表します。
つまり、1000人治療した中の9人に効果があるということ。
逆にいうと、1人に効果を出すのに112人の治療が必要であり、
効果があった1人以外の111人は無駄にその薬を飲んだとういうことになってしまうのです。

相対評価とは、薬の効果そのものを示すときに使いますので、製薬企業が相対評価で情報提供することはあながち間違いではありません。
絶対評価とは、薬そのものではなく、治療する患者の状態などを加味した数字になるので、実際の臨床の参考になるのはこちらでしょう。

③つ 追跡できない
薬の効果を示すグラフの形が時間が経つごとに変わっていくことがありませんか?
時間が経つと、試験に参加している人数が減っていくのが分かると思います。患者さんにはさまざまな事情がありますからね。
時間が経って、最初の参加人数の半分以下になったとき以降の数字は信用する必要はないでしょう。

④て 手つなぎアウトカム
いくつかの評価項目があって、全体で統計学有意差が出ている試験も多くありますが、
複合的なアウトカムの情報提供を受けたときは、各項目をチェックしましょう。
必ず、効果がない項目があります。
ときに、まったく関係なく有意差がついていない項目が、全体として有意差がありますという文言であたかも効果があるように情報提供される場合がありますので気を付けてください。

⑤と トゥルーアウトカム
試験の結果ではなくて、実際に目の前にいる患者さんには何が大切なのかをよく考えましょう。
CAST研究という、心筋梗塞後の抗不整脈薬の突然死に対する効果を見た研究があります。
結果ですが、なんと抗不整脈薬を飲んでいる群のほうがプラセボ群より突然死が断然高かったんです。
あまりの衝撃に、この試験は中断されてしまいました。
いくら不整脈が減ったとしても、突然死してしまったら意味ないでしょう??
患者さんに必要なのはどんな効果なのか。それをよく考えてください。

以上のた・ち・つ・て・とをチェックしながら、その説明会やパンフレットが自分に有益かどうかを判断して欲しいです。


さて、ここに認知症の薬のパンフレットがあります。
効果はSIB-J、BPSD、ADCS-ADLなど様々な指標で表されていますが、
調べると0~100点とか、0~75点で評価するものです。
パンフレットでは1点の差、5点の差に統計学有意差を出して騒いでいるわけですね。
商売のためとはいえ、1点の違いを派手に見せすぎだと思うんです。

自分の子供がテストで60点でした。
勉強したので、次は63点でした。
確かに点数は上がっていますが、勉強の効果はあったんでしょうか?
わかりませんよね。

「中止したら、症状が悪化しました」なんて、フレーズもありますが、
元来薬というものは飲んでいる時だけ効果があるものです。
ここまで大げさに取り上げていうものですかね。疑問です。

グラフには様々な種類があります。
効果があったグラフだけ見てはダメです。
効果がなかった人、変わらなかった人のグラフもしっかり見るようにしましょう。


次は、降圧剤の合剤のパンフレットです。
合剤に変えてよかったですか?という質問に6割の人が良かったと答えていますが、
よかったですか?と聞かれて悪かったですというひねくれものは中々いませんよ。
それでも6割しかよかったと答えていないわけです。
合剤で飲み忘れなくなった?、飲みやすくなった?という質問には2~3割しか肯定的な返事をしていません。
それでも、良いことして情報提供しているんです。

グラフの価値、意味は自分でしっかり判断するべきです。
100pt中の1ptしか変わらないわけですが、
その1ptはどの患者に利点があるのか自分で判断しましょう。


パンフレットって結構高いんです。
私も作成することがありますが、1000部作って57万円でした。
1部600円です。
結構高いんですよ。
ですので、私はいつもいらないパンフレットは返してあげることにしています。


ところで、私は研修医に薬Aと薬Bはどっちを使うべきですか?と聞かれることがあります。
Aだよと答えると、最近の研修医はエビデンスがあるんですか?なんて生意気にも言ってくるんですね。

エビデンスなんてことは言わないほうがいいんですよ。
エビデンスは相手を黙らせる最強の言葉ですから。

だって、私がAを選んだエビデンスはないんですからね。
Bを選ばなかった罪悪感を感じて何も言えなくなってしまいます。

だから製薬会社はエビデンスを重視するんですね。
エビデンスを作ることに注力して、「先生、うちの薬を使わなきゃいけないエビデンスがあります!」と、こうくるわけですよ。

海外の有名な雑誌の副編集長などは、その職を退いた後に
研究開発費は大部分マーケティングのお金であると断言しています。

他の著名な雑誌でも、雑誌の作成はとどのつまり製薬会社の広告だと言っています。

でも、みんな地位を退いてからいっているんですよね。
地位についたままその発言をしたらヒーローだったんですが・・・。


まぁ、エビデンスってのは大事なものに変わりありませんから。
大事なのは自分できちんと考えることです。

降圧剤であるARBは第一選択としてよいとガイドラインに載っています。
ただ、コクランライブラリーを見てみますと、ACE阻害薬と、ARBは効果が変わらないとなっています。
ACE阻害薬には空咳の副作用があると言っても、全員に出るわけではないし。
値段でみるとACE阻害薬の方が断然安いんですよね。
ARBを盲目的に使いすぎるのもどうかという一例です。

正直、効果は変わらないわけですから。
ぶっちゃけた話、薬は薬価で選んで問題ないと思います。

さて、明日からみなさんにやってもらいたいことはこちらです。
可能ならば、製薬会社に飼いならされて協力しているspin doctorを質問攻めにしましょう。
データトリックを見破って騙されないようにしましょう。
お弁当や接待というダークサイドに近寄らないようにしましょう。どうしても影響を受けてしまいます。
説明会に出てもお弁当はもらわないようにしましょう。
説明会に出ないのもいいかもしれません。
製薬会社の宣伝にはどうしてもバイアスがかかってしまいますからね。
製薬会社が用意するデータくらい自分でも簡単に調べられますよ。


no free lunchキャンペーンをしている施設もあるようですが、
製薬会社のバイアスの影響を受けないためにはよい試みです。


さて、最後にCAGEという指標を紹介します。
①セレコックスを処方している
②頂く弁当にあれこれと文句をつけている
③持っているペンに製薬会社のロゴは入っている
④朝に飲むコーヒーはリピトールのマグカップで飲んでいる

2つ以上、YESと答えた先生。
あなたは製薬会社依存症ですよ。

(東京北医療センター 南郷先生)

以上

*************************
そういえば先日,各製薬企業のMR数が発表された.

MR数の1位はさすがファイザー.
国内企業の順位は2位アステラスから,武田,第一三共,田辺,中外,キリン,エーザイ・・・と続いていく.

興味深く,また発表の内容が気に入らないのは各社の女性MRの数である.

女性MRの最多はノバルティスの400人.
割合で言うと,明治33%が1位,杏林21%,バイエル21%,大塚20%が続く.

各社とも,出産・育児休暇や,時短勤務などが整っている女性に優しい会社だという.

是非続けて発表して欲しいのが,
その20%以上を占める女性MRの平均年齢であり,
既婚か未婚か,子持ちかどうかである.

独身,子無しの女性が何人いようが,何割占めていようが,
男性を雇っているのと同じことだ.

新卒で女性を沢山採用し,若いうちに働かせ,結婚で辞めるのが実情ではないだろうか。
なぜ辞めるのか?
それは女性に優しくないからだ。


20%の割合が欲しければ,1000人のうち200人が女性なら達成できる.

毎年100人採用するうち,50人を女性にして,その50人が4年間だけ勤めてくれたらそれでいい.
5年目に全員いなくなっても,補充があるからそれでいい.
ただそれだけで簡単に達成できる数字である.

そんな雇用の仕方で女性に優しい会社を名乗ったところで,
まさに有名無実だ.何の意味もない.

既婚の女性MRや,ママさんMRの割合が増えてこそ,
真に女性に優しい会社を名乗る権利があるのではないだろうか.

さて,実際はどうかというと...
私はママさんMRを見たことはない.

おばさんMRもほとんどみたことがない.

やはり,女性は若い時だけMRやって,結婚などのきっかけで辞めているのがほとんどということだ.

保険のセールスは同じ営業でも,女性が長く勤めていたりする.
きっと拘束時間の違いじゃないかと思う.

大体,全国でMRは5万人しかいないのに,
毎年1万人のMR試験合格者が誕生しているわけ.

そんな業界が女性にっていうか,人にやさしいわけじゃないじゃないですか.

ただ,本社でのうのうと勤務している連中は別だけどね.

結婚や出産がきっかけでの退職について,
「えー,なんで辞めるの?仕事楽になるし,お金もらえるしもったいなーい.」

本社の内勤はそう思うんだってさ。

羨ましいね。

批判の的になることもあるけれど、僕は2ちゃんねるが嫌いじゃない。


転職活動するときにも、みんなの書き込みをよく見ていたし、

今は製薬企業についてのスレッドをよく見ている。


いろんな製薬企業について、いろんな書き込みがある。

書き込みの真偽について僕がわかるのは、もちろん元勤務先の製薬会社だけだ。


面白いことに、会社の悪口や不平不満については、すごく頷けることがかいてある。

僕も思い当たることが多々あることばかりで、情報は正しいと思う。


しかし、給料や福利厚生などなど、働く上での条件については

まるで正しいことが書いていない。


いやいや、そんなに給料高くないし。将来的にもならないし。

いやいや、退職金そんなにもらえないし。

いやいや、30歳でそんなにもらえるわけないし。

いやいや、日当そんなに高くないし。

いやいや、手当そんなないし。

いやいや、福利厚生が恵まれているなんて思ったことないし。


いやいや、


いやいやいやいや、


否定し始めたらきりがない。


過大評価というか、すごく恵まれている会社みたいな感じの書き込みばかり。


もちろん、全部うそ。


内部の人間が間違えるはずがないので、

確実に、外部の人間か聞きかじっただけの誤った情報を書き込んでいる。


もしくは人事部のしわざか?(笑)



元の会社にだけそんなことが起きているってことは考えにくい。

他の会社にも起きているだろう。


2chだとMRは全員1000万円プレーヤーになっているが、んなことないすから。


準大手の課長でようやくそんなもん。

もっとでかいとこの営業所長で、1400万と直接聞いた。


隣の花は赤いというか、空想上の花はまっかっかになっている。


2chの悪口は信じられるが、ポジティブな情報について正しい情報はあまり書いていない気がするよ。


色々なことに言えることだが、しないよりはした方がいい。

できるなら沢山経験した方がいい。


留学もその一つだ。

たった3年だったが、いい経験だった。


英語力とかは正直どうでもいい。

よくも悪くも世の中には色々な考え方があると知ること、

物事の捉え方の幅が広がることが一番の大事なことだったと思う。


将来の自分の息子はというと、もちろん留学には賛成だ。


特に、馬鹿だったら猶更賛成。


行く意味がまったくないような馬鹿大学にいくようなら留学した方がいい。


理由は就活である。


日本の馬鹿大学卒だと就活には大いに苦労するだろう。

生涯年収にも差が出る。


ある程度学歴で判断されちゃう日本で就活するのだからそれは仕方のないことだ。

それでも入学するのは、わかっているはずの将来の苦労を教えない高校や親が悪い。


そこへ行くと、留学先の横文字の大学なんて賢い大学なのか馬鹿大学なのか、

日本の人事部にはわかんない。


だから、とりあえず足切りを食らわない就活スタートラインには立てるわけだ。


もちろん、そこからは地頭のよさや、トーク力勝負になってくるが、

勝負の場に立てるという意味では馬鹿大学に行くより、留学した方が100倍マシ。


書いている途中で、「地頭がよく、トーク力のあるやつが馬鹿大学に行くだろうか・・・?」と思ったが、

難しいパラドックスである。



さて、留学は好きだが、ときに留学はクソ人間を生むことがある。

見聞を広められるために留学するものの、逆に世界が狭くなって帰ってくる奴がいる。


例えば、

留学しただけで、何故か自分を特別な人間だと思い込む

英語力を鼻にかけ、これ見よがしに英語を使う

英語のできない人間を馬鹿にする

外国”も”見ればいいのに、外国”しか”見なくて、日本人を下に見る 等々、、、。


と、恥ずかしいくらいの中二病になるやつが残念ながら中にはいる。


いや、実際にいたのです。


留学なんて親が金持ってれば誰でもできるんだから、何にも大したことないってことがわかってない。


特別じゃないってことはどうやったらわかってくれたのか。


留学を鼻にかける気持ち悪い子になっちゃったから、会わなくなっちゃって、もう知る由はございません。

あのまま高飛車な感じが続いていたらと思うと他人事ながら心配です。



さて、僕が留学して見てきたものの中で一番役に立ったことと言えば、

ジャパニーズビジネスマンが全てではなく、世の中には色々な働き方があるということか。


僕の親父はまさにジャパニーズビジネスマンだった。

働くというのはそういうものだと思っていたし、務めていたのも大きな製薬会社だったので、

他の文化を見る経験がなかったら、もしかしたらMRは辞めてなかったかもしれません。