思い出しては罪悪感を感じることがある。
MRのとき、好きな薬があったんです。
わかりやすく「A」としましょう。
「A」を売っていて楽しかったのを記憶しています。
もちろん、嫌いな薬、使用について疑問を感じる薬よりも勢力的にやっていました。
その分売れていました。
何事もそうだと思いますが、好きこそものの上手なれですね。
で、目標は余裕でクリアしていましたが、会社はそれで満足することはありません。
いつもの通り売れる薬はもっと売れ、売れない他の薬は薬は何やってんの? でした。
もちろん好きで楽しく頑張れていたとはいえ、
頑張れば必ず成功する程、仕事はそんなに甘くはありません。
「A」も、苦労している施設がもちろんありました。
朝訪問して、昼訪問して、夜訪問して、説明会して・・・。
中々うまくいきません。
そのうち、他の科の先生が採用はしてくれました。
でも、狙っている産婦人科の先生は使ってくれませんでした。
もう一度説明会して、海外の論文をお持ちして、ほかの先生の使い方を紹介して・・・。
肩を落として病院をでる日々が続きました。
他の施設ではそれなりに結果を出して、全体としての目標をクリアしているはずなのに、
会社からはその施設で売れないことばかりを責められていました。
困った困った。
困った困った困ったと言い続けていたある日、
産婦人科の先生に顔を合わせたとき「2人使ったよ!」の一言。
努力が結ばれた瞬間!と思いきや、
「胎児のどうのこうの、発育うんぬんかんぬん・・・だったよね?」
違ーう!「だったよね?」じゃない!
そんな使い方をお願いしたことはない!
でも、そのとき僕の口から出た言葉は
「はい、ありがとうございます。」でした。
本来なら いや、その使い方は違いますとはっきり言うべきでした。
処方してもらったことで舞い上がってしまった
+
自分が会議で部長からギャーギャー言われるのが嫌すぎて、
赤ちゃんのことには全然頭が回ってませんでした。
催奇形性はないので大丈夫なんだけど、赤ちゃん大丈夫だったかなぁ。
僕の後悔です。
やっぱり業績に追われて仕事してたらダメだなぁ。
人に信頼されるには、
金の得をしない仕事をしなきゃだめだと思う。