こんにちは
心理カウンセラーの吉田亮介です。
前回、前々回と新入社員のAさんBさんのお話をしました。
AさんBさんは、入社早々に、プロジェクトを任されますが失敗しました。
ふたりとも同じ出来事を体験しました。
ですが、感じ方、捉え方が違いました。
Aさんは「プロジェクトに失敗するなんて、私は何てダメな人間なんだろう・・・。」と想いました。
Bさんは「プロジェクトに失敗するなんて、私は能力が足りない。」と想いました。
その考え方・捉え方の違いが全く違う人生を送る模様を前々回、前回とお話して来ました。
では、これほどまでに人生に影響する、この考え方・捉え方の違いというのはどこから来るのでしょうか?
出来事は同じだけど、考え方・捉え方が違うということは、下にあるように【?】のところに何かがあるわけです。
出来事 → 【?】 → 考え方
この【?】に何が入るでしょうか?
ちょっと考えてみて下さい。
この【?】に入るのは・・・
「無意識の思い込み」となります。
「潜在意識」などともいいます。
もっと具体的に言えば0歳~15歳くらいの間に主に親子関係を中心に無意識に取り込んできた考え方や世の中の見方になります。
これだとまだ、わかりにくいと想いますので、具体例をお話します。
例えば、お父さん、お母さんがあなたの勉強や成績に厳しいとします。
「勉強しなさい!」「いい学校に入れないとロクな人生にならないぞ!」「こんな点数で恥ずかしくないのか?」
普段はこんな風に言われているとします。
そして、100点を取った時は褒めてもらえる。学校で賞を取ったり、いい学校に進学出来た時に褒めてもらえる。
こんな風に育ったとしたらどうでしょうか?
きっと無意識にこんな風に思うでしょう。
「いい成績を取ったり、いい学校に進学できる自分は価値がある。」
「でも、成績が悪かったり、いい学校にいけない自分には価値がない」
つまり、これは、最初に紹介したAさんの物事の考え方・捉え方と一緒です。
「プロジェクトを成功させることができる自分には価値があるけど、プロジェクトに失敗する自分には価値がない・・・。」
こんな風に一致します。
社会人になって、プロジェクトという名前のテストの「成功」と「失敗」という名前の成績に一喜一憂するのです。
こんな風に、多くの場合、一見目の前のことに悩んでいるようでいて、その原因は小さい頃の両親との関係にあったりするのです。
人生を大きく左右してしまう●●とは?
●●とは「無意識の思い込み」のことです。
そして、それは、多くの場合0歳~15歳の間の両親との関係でできるのです。
最後までお読みいただきましてありがとうございます。
心理カウンセラー吉田亮介