こんにちは
うつ、対人恐怖など心の悩みを短期間に根本から克服するカウンセリングを行っている心理カウンセラーの吉田亮介です。
前回、僕が悩みをパターン化して、積極的に問題解決するような手法、カウンセリングの在り方を採用してメインとしているのはもちろん、理由があります。ということでお話して来ました。
自分自身、カウンセリングの効果を感じることが出来ず、うつや対人恐怖を10年近く掛けて自力で克服して来たことをお話させて頂きました。
今回はその続きになります。
僕は自力で回復した後、かつての自分のような悩んでいる人を支援する仕事をしたいと想いましたが、最初はカウンセラーになろうとは想いませんでした。
「カウンセリングでは、なかなか人は救えない」という想いがあったのも事実です。
そしてまた、今まさに悩み苦しんでいる方々、それこそ「死にたい」と今、訴えているような方々の話を聞くことに自分が耐えられないのではないか、自分がまた、元のように(うつの状態に)戻ってしまうのではないかという恐怖がありました。
だから、最初に、対人支援の仕事として、「コーチング」を選びました。
コーチングというのをここで厳密に説明するのは難しいので、誤解を恐れずザックリ言えば、「深い苦悩から人が立ち直る支援」ではなくて、「会社の人間関係がなかなか上手くいかない」とか、「恋人がなかなか出来ない」とか、「何となく、人生こんなんでいいのかな?と思ってしまう。」だとか、そういう「普通の方の普通の悩みの解決支援」を仕事にしようと思ったのです。
といっても、その当時はあくまで会社員をしながらボランティアとしてやっておりました。
何人か深い苦悩を抱える方にも出会いました。
正直ほとんどお役に立つことは出来ませんでした。
そんな中、やはり心の深い悩みを抱える人もいるし、本格的にはやらないとしてもカウンセリングの知識は必要だと思うようになりました。
そこで、「カウンセリング」「セラピー」と言ったものをたくさん受けたり、学んだりするようになりました。
そんな中で問題解決型のカウンセリングがあるということを知ったのです。
自分自身、既に深い大きな悩みはなかったものの、まだまだすごくネガティブで悩み体質だった自分が、どんどん変化していくのを感じました。
以前の僕を知る友人・知人は、変化した僕をみて「別人だよね!」と言うことも珍しくありませんでした。
※最近は定着したので言われなくなりました。
自分でも感じるのは「自然な自信」「ナチュラルな自己肯定感」というようなものがすごく出てきたような印象です。
より正確に言えば、「自分を否定する心」「自分をダメと思う気持ち」がどんどんなくなっていったのです。
そして、以前の自分に比べると静かな自信があるような感じになりました。
昔からの癖で、「ネガティブなこと」「リスク」により反応しやすいというのは変わっていないのですが、今は「慎重さ」といういい面が出ている感じです。
以前のように深く悩んだり、尾を引くということがここ数年はほとんどありません。
「自分で自分を責める」ということがほとんどなくなったからだと想います。
もちろん、「反省改善」は大いにしますが、「自分で自分を罰する」という無益なことをやめられたのが大きいようです。
話を戻しますが、そんな自分が大きく変化する体験をして、これなら、かつての自分のような人達が立ち直るのを支援できる!と思ったのです。
ですが、現実の変化はこんなにカッコイイものではなく、「でも、自分には無理ではないか・・・。」「やっぱり、うつなど深い悩みを抱える人を支援するのは自分には荷が重すぎるのではないか・・・。」という自問自答を繰り返しながら、ゆっくりと変化して行きました。
そうした揺れ動く思いを抱えたまま、問題解決型のカウンセリングの勉強をして、仲間内でトレーニングをし、お小遣い程度の価格で実際に紹介して頂いた人に問題解決型のカウンセリングを実際に行いました。
その中で、「自己否定感が減った」「飲み会など大勢の人がいると逃げたくなるという気持ちがなくなった。」「高所恐怖症がなくなった」「対人恐怖が軽減した」という現実に目の前の人達が僕のカウンセリングを通して変化するのを目の当たりにして行きました。
そうして、「自分は貢献できるのではないか」という思いを徐々に強くして行き、プロとしてやっていこうかという意志が固まりつつあったころちょっとした事件がありました。
長くなりますので続きはまた明日にしますね。
最後までお読み頂きありがとうございます。
心理カウンセラー 吉田亮介