こんばんは
心理カウンセラーの吉田亮介です。
前々回、前回と2種類の問題解決方法があるというお話をしましたね。
【問題解決の2つの方法】
1,考え方や感情が変化して現実(状況や相手)も変わる。
2,考え方や感情が変化して現実の受け止めた方が変わる(現実(状況や相手)は変らない)
そして、この2つの外にもうひとつの解決方法というのも存在します。
その3つ目とは?
3,現実に働き掛けて現実を変える。
です。
つまり、現実に何らかの行動を起こして現実を変えて行くというものです。
1,考え方が変わる→感情が変わる→行動が変わる→結果が変わる
2,行動を変える→結果が変わる→感情が変わる→考え方が変わる
1がこれまで説明してきた形です。
2が今回説明している形です。
え?それって普通じゃない?
と思われるかもしれません。
その通りです。
なので、通常はそれほど使わない手法ですが、時々使う場合もあります。
例えば、上司に理不尽に怒られ続ける日々で、ストレスが酷いとします。
クライアントさんは、体罰も日常茶飯事の怖いお父さんを上司に重ねあわせて実際以上に2倍も3倍もストレスを感じていたとします。
このお父さんへの「怖い」という感情が変化すればストレスレベルは下がります。
とはいえ、1回のカウンセリングですっかりストレスゼロにはなかなかなりません。
なので、補助的に、現実的な対処法を実践してもらう場合もあります。
例えば、いつも辛そうに落ち込んでいると上司もますます調子に乗って怒るかもしれません。
ですが、そこで「ご指導ありがとうございます!」とハキハキと感謝したらどうでしょうか?
むしろ、上司はたじろぐかもしれません。
少なくともそこにネガティブオーラがないので上司も叩きがいがなくなって、その内怒らなくなるかもしれません。
あるいは、上司も何も言えなくなるくらいハイレベルに成長するというのもひとつの手ですね。
こうした対処法を単独で取ることはほとんどありませんが、自分自身を変えるということと平行して、こうした現実に働きかけるようなことをしてもらう場合もあります。
それによって、現実が変わることで悩みが解消するならば、それも間違いなくひとつの方法だからです。
最後までお読み頂きありがとうございます。
心理カウンセラー 吉田亮介