こんにちは
心理カウンセラーの吉田亮介です。
最近、TVやインターネットで話題の人物で、ゴーストライターがいた作曲家の方がいましたね。
作曲していなかったので作曲家というのも変かもしれませんが。一応ここでは作曲家のSさんと呼びます。
このSさん、報道などによると昔から相当の見栄っ張りで見え透いたウソばっかりついていたそうです。
俳優を志し始めた時には大物俳優の××さんの付き人をやっている(大物俳優の××さんはもちろんSさんには会ったこともないそうです。)と言ったり。
地元で暴走族のリーダーだったとか。(そういう話は一切ないそうです。)
10人くらい相手に1人でケンカに勝ったとか。
程度の差はあれども、時々、こういう見え透いたウソで自慢してくるような人っていますよね。
僕も特に記憶に残っている人が何人かいます。
一番強烈だったのは、僕が20代で派遣のアルバイトをしていた時に、40代の男性がいたのですが、独身でその日暮らしをしている感じの人でした。
その男性とは、たまたま同じ日に始めた縁もあっていつも一緒に昼食を取っていたのですが、これがまた、あり得ないくらいの大嘘を平気でつくのです。
今でもかなり明確に覚えてますが、何かで自衛隊の話になった時に、「俺、自衛隊のお偉いさんが友達のオヤジだから、今度聞いておくよ」と言ってみたり。
ヤクザの話になったら、「山口組の幹部が親戚にいるから今度聞いておくよ」などと、言うのです。
そして、極めつけは、政治の話になると、「俺、(当時の総理大臣)小渕さんがオヤジの後輩の知り合いだから、今度聞いておくよ」
こんな風に誰が聞いてもウソということはミエミエのことを平気で言ってくるのです。
そもそもの話であった作曲家のSさんもそうですが、何でこんなに自慢したりウソをついてまで見栄を張るのでしょうか?
それは以前、このブログでも説明しましたが、「自分は重要ではない」というような無意識の思い込み(メンタルブロック)がある可能性が高いです。
※詳しくはコチラをご覧ください。
つまり、自慢して見栄を張ってはいますが、「自信がない」のです。
そして、自信がないからこそ、何とかして自分を大きくみせたいのです。
たとえそれがウソであったとしてもです。
弱い犬ほどよく吠えるなどといいますが、同じようなものですね。
弱い犬がよく吠えるのは「怖い」からです。
だから、一生懸命吠えて、「俺は強いぞ!」とアピールしているのです。
自分に自信がないからこそ、「俺はすごいぞ!」と一生懸命アピールしています。
小さいころ、クラスメイトからバカにされていた、イジメられていたというような経験がある場合もありますね。
弱みをみせるとやられると思っているので自己防衛として、過剰に自分を強く見せようとするようなこともあります。
ですので、不自然に自慢して来たり、アピールが過剰な場合は、表面と逆のことが心のなかで起っているというのはよくあることなのです。
最後までお読み頂きましてありがとうございます。
心理カウンセラー 吉田亮介