こんにちは
心理カウンセラーの吉田亮介です。
今回は、《成長》に関するリミッティング・ビリーフ(メンタルブロック)のひとつである【親から離れてはいけない】について詳しく説明したいと想います。
※ビリーフとは「心の抵抗」のことを言います。
詳しくはこちらの記事をご覧ください↓
【ビリーフ(メンタルブロック)】
親から離れてはいけない
【症状】
・親離れできない(「私が離れると、お母さんが寂しさから病気になって死んでしまいそう・・・」)
・親離れが恐い
・独り暮らしができない
・用事が済んだらすぐに家に帰らないといけないと思ってしまう
・(旅行先等で)親が一緒にいないと不安になる
・(旅行先等で)親が一緒にいないときだけ自由に感じる
・離れると親に攻撃されそうで恐い
・摂食障害が治らない(私の病気が治ってしまうと、母親から離れなくてはならない)
・分離不安障害
【ビリーフが出来る背景】
・子どもの世話だけが生きがいで、子どもを手元から放したくない母親から、「お前がいなくなるとお母さんは・・・」と言ったようなメッセージを与えられてきた
・心配性で過保護、過干渉な親から、「私から離れると危険だよ」というメッセージを与えられてきた
昔、1990年代に「ずっとあなたが好きだった。」
というTVドラマがありました。
「冬彦さん」という方がピンと来る方も
多いかもしれませんね。
マザコン息子を佐野史郎が演じて
話題になりました。
最近で言うと半沢直樹が爆発的にヒットして
流行語大賞になり一大ブームになりましたが、
当時「冬彦さん」というのは大流行しました。
マザコン=冬彦さん
というくらいの浸透ぶりでしたね。
さて、本題に入りますが、この冬彦さん
ビリーフ(メンタルブロック)で言うと
「親から離れてはいけない」が強烈に
あります。
冬彦さんタイプの男性は一定数世の中に
いますよね。
冬彦さんと言ってもわからない人も
いると思いますが、要はマザコン男性です。
1流大学を出て1流企業に就職する
エリートなのですが、母親とくっついて
離れないのです。
冬彦さんはドラマの中でこんなような
セリフを言うシーンがあります。
「味噌汁はひどかったね。味噌を変えて。
母に聞くといい。」
奥さんの作った味噌汁にダメだしを
しています。お母さんが基準だからです。
仮に実際に奥さんの味噌汁が口に
合わないとしても通常は、この言い方は
しないでしょう。
冬彦さんを始めとするマザコン男性の
特徴をあげます。
女性は特にお見合いなどで相手のことを深く
知らずに結婚する場合などはその徴候
に気を付けてください。
●優柔不断でパートナーの女性ではなくて
スグに母親に相談する。
マザコン男性は、何をするにも自分で
決断ができず、母親に判断をゆだねる
傾向があります。
●母親と頻繁にメールや電話をする。
母親を気遣ったりしてのメールや電話は
母親思いの孝行息子ですが、自分自身が
会社でうまくいかないことや夫婦関係、恋人
関係の問題などをチョコチョコ相談しているの
は冬彦さんタイプですね。
結婚生活もうまく行きにくいですね。
●料理にケチをつけて来る。
母親の料理のほうが美味しいと
言ってくる
単にケチをつけるだけならまだしも
母親と比較してくる場合は要注意ですね。
●母親の自慢や、母親の話が多い
母親の自慢をやたらとして来たり、
最近の母親の話をしてくるとしたら
それは母親と頻繁に連絡を取っている
証拠ですよね。
●母親が何かと口出ししてくる。
母親の意見を優先する。
二人のことなのに、「母親がこう言っている」
「母親だったらこうしてくれる」
など、母親が関係ない場面で
やたらと母親を出してくる。
また、部屋の掃除などを成人しても任せて
いたり、ひとり暮らしでもわざわざ母親が
定期的に訪ねて来て掃除や洗濯を
している。
●服や下着を母親が選んでいる。
言わずもがなですね。
世の中の男性は基本的にマザコン
だという話もあり、少しくらいなら
特別問題にはなりませんが、
ここにある項目がいくつも当てはまるなら
危険ですね。
その場合は、結婚生活は先ずうまく行きません。
なにかと姑である母親が口出して来ることは
必至でしょう。
また、旦那さんもあなたよりも母親を
大切にして母親の味方をします。
この生活をうまく行かせるには女性が我慢
するしかありません。
また、これを読んで俺のことだと想った
男性は要注意です。
ぜひ、母親離れを目指してください。
長い目でみれば自分のためにもならない
可能性が高いですよ。