こんにちは
心理カウンセラーの吉田亮介です。
前回から何回かに分けて悩み解消法をご紹介していきます。
悩み解消法というのはそれこそ無数にありますが、
中でも基本的にひとりでできるものをご紹介して
行きます。
8回目の今回は「変えられるものを変える勇気と
変えられないものを受け入れる勇気 」の続きです。
２，変えられないものを受け入れる勇気
についてもう少し詳しくお話します。
前々回ガンになったらどうしよう・・・。
という悩みについて話しました。
これについては、ガンになってしまったなら
受け入れるしかありません。
ガンになったという事実は変えられません。
だからそれを受けれるのです。
「諦める」という言葉がありますが、
これはもともと仏教用語だそうです。
本来は、物の道理をしっかりとらえ、原因と結果
を明らかにすることという意味があるそうです。
物の道理が分かり、なぜそうなっているのかが
はっきりすれば、迷うことがなくなって執着する
ことがなくなるということだそうです。
だから、人間はそもそも病気になるものだという
ことを「諦めます」
受け入れると言ってもいいです。
「何で私が？」
という想いがあったとしても、逆にあなたで
あってはいけない理由もないのです。
誰もがなる可能性があるからです。
これまで不摂生して来たのかもしれない。
遺伝的にガンになりやすかったのかもしれない
人間には分からない自然の摂理があるのかもしれない。
いずれにせよガンになるというのは珍しいことでも
ありませんし、例え何百万人にひとりという難病で
あっても、人間は「病気になる」という事実は
変わらないのです。
過去に一体何億、何十億の人が病気で亡くなった
でしょうか。
そもそもが人間は死ぬものなので、「諦める」
しかないのです。
何で私がと言って、悩むのは、
「私だけはガンにかからない病気にならない特別な存在だ。」
と言っていることになります。
もちろん、急の出来事に受け入れられない人
もいるでしょうしそいういう人を
責めているわけではありません。
イザとなればそんな理屈通りにはなかなか
振る舞えないでしょう。
それでも、こういう基本的な考えを持っているのと
持っていないのとでは受け入れるのにかかる時間が
変わって来ます。
ぜひ、変えられないことは受け入れる勇気を持って
ください。