こんにちは
心理カウンセラーの吉田亮介です。
前回、「くつろいではいけない」のビリーフ
(メンタルブロック)を持っている方について
お話しました。
まだの方はコチラ↓
くつろげない人 【ビリーフ】くつろいではいけないについて
そして、重い人ほど苦しくても
くつろげずに頑張り続けるという
お話をしました。
そして、なぜそんなにも頑張り続けるのか?
というお話を今日はします。
苦しいのに、それでも頑張り続ける
のはなぜか?
もちろん、目標のためなどその先の
ものを期待するケースは当然ありますね。
プロスポーツ選手などはほぼ漏れ無く
そうでしょう。
でも、そうではないケースがあります。
ネガティブな動機が原動力になっている
ケースです。
それは何でしょうか?
実は、これまでこのブログでも色々ビリーフの
話をして来ましたが、ビリーフ(メンタルブロック)
の裏にビリーフ(メンタルブロック)が隠れている
ケースというのがあります。
このことについては初めてお話します。
少し複雑な話なのでじっくり説明しますね。
もし、この記事を初めて読むという方は
まずビリーフ(メンタルブロック)とは
何かという以下の記事を先にお読みください。
※ビリーフとは「心の抵抗」のことを言います。
詳しくはこちらの記事をご覧ください↓
ビリーフ(メンタルブロック)の裏にビリーフ
があるとは一体どういうことでしょうか?
説明します。
先ず表面には「くつろいではいけない」
というビリーフ(メンタルブロック)があります。
苦してくも頑張ってしまうという
ビリーフです。
そして、その裏面に例えば
※クリックすると説明記事へ飛びます。
などのビリーフが隠れていることが
あるのです。
どういうことでしょうか?
具体例にそって説明しましょう。
例えば、小さいころ、勉強も
スポーツも苦手だったとします。
お母さんは毎日のように
「もっと頑張りなさい!」
「ゴロゴロしてないで少しは勉強しなさい!」
というようなことをいいます。
だから、子供はイヤイヤながら、勉強したり、
色々頑張ろうとします。
くつろいでいてはダメなんだという意識になります。
それでも、なかなか成績も上がらないし
相変わらずスポーツも苦手です。
するとお母さんが
「お前みたいなダメな子はお母さんの子
じゃないよ!病院で他の子と取り違えたのかね」
と皮肉交じりに言われたとします。
小さい子供が大好きな愛するお母さんに
そんなことを言われたら深く深く傷つきます。
そして、
「勉強やスポーツが出来ない自分には
価値がないんだ。」
「勉強やスポーツが出来なかったら自分は
お母さんの子どもと認めてもらえない。」
「そんな自分には(存在)価値がない。」
という風に考えてしまいます。
(受け取り方は人それぞれなのでそう思わいことももちろんあります。)
そうなったら、次にこの子供は
どうするでしょうか?
大別すると2通りのパターンが考えられます。
1,絶望してしまう。「どうせ自分なんかダメだ」となる。
2,認めてもらえるようにもっともっとひたすら頑張る。
1,の場合は、そのまま
「重要であってはいけない」のビリーフが出来ますね。
もっとひどくなると「存在してはいけない
(自分なんていない方がいい)」
というビリーフとなります。
そして、今回話したいのは2の場合です。
その子供は頑張ります。
ひたすらにもっともっと頑張ります。
何としてもいい成績を取ろうとします。
そして、テストで良い点数を取ったとします。
するとお母さんがほめてくれるかもしれません。
「あら、○○ちゃん、やれば出来るじゃない!」
と行ってお母さんが笑顔を見せてくれるかもしれません。
そうなると、その子供は
「頑張って、いい結果をだせばお母さんに認めてもらえる!」
と想うわけです。
そして、頑張り続けます。
そして、努力し続けて大人になると
くつろげない自分に気付くのです。
次回、もう少しこの説明を続けますね。
長くなりますので今回はここまでにします。