こんにちは
心理カウンセラーの吉田亮介です。
前回からの続きですが、
相手のために尽くすことが
実は相手のためにならない
ということはよくあることですよね。
以前子育ての話でもそのことをしました。
※「甘えさせると甘やかすは違います。」はコチラ↓
http://ameblo.jp/com-kaizen/entry-11771739558.html
子育てだとわかりやすいですが、
相手のためと思って何でもやってあげて
しまうとそれは相手が成長する機会を
奪ってしまうことにもなるのです。
もちろんだからといって一切何もしない
のは子育て放棄ですよね。
それと似たようなことが
上司と部下、先生と生徒、
そして、カウンセラーとクライアントにも
当てはまります。
だから、カウンセラーはクライアントが
自立に向かうようなサポートを心掛けて
います。
イコール何でもクライアントのために
献身的に行うということはしません。
クライアントのメールに何でも丁寧に
回答するわけでもありませんし、深夜の
電話には出ません。
もちろん、それは事前にお伝えしている
ことでもありますが。
さらに、「子供であってはいけない」
でもお伝えしているように、「境界」が
健全に保たれていないと「融合」した
状態になり、健全な関係が保てなくなります。
※「融合」についてはコチラ↓
http://ameblo.jp/com-kaizen/entry-11773236107.html
そもそもがカウンセラーを志すような人達は
多かれ少なかれ「人のために尽くしたい」
という思いを持っている人達です。
それだけに、過剰にクライアントの世話をして
「融合」してしまうということになりかねません。
これは親子関係、夫婦関係、恋人関係、
友人関係などにも当てはまります。
だから、特に「子供であってはいけない」の
ビリーフ的特徴を自覚している方は、
これは本当に相手のためになるだろうか?
と自問すると本当の意味でのサポートが
出来る一助になると思います。
そのガイドラインとしては
「相手が自分で物事を解決することを手伝う。」
ことを考え、
「相手のために先回りしたり、代わりにやってあげる」
ことをなるべくやめるようにしましょう。
もちろん、ケースバイケースではりますが、ひとつの
基準にはなると思います。